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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十六話 妖怪達との出会いその十三

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「私達は妖怪なのね」
「妖怪の中の魔女なんだ」
「ええ、そうよ」
「それで私達は今は日本にいるわ」
 アデルは今の自分達のことを話した。
「妖怪の森に棲んでいて少し人間界に出ていたの」
「パトロールをしていたのよ」
 またアニエスが話した。
「それで連絡があって来たのよ」
「この森に戻って来たわ」
「犬山まなです」
 最後の一人はこう名乗った。
「人間です」
「人間で唯一この森に出入り出来る娘じゃよ」
 目玉の親父はこのことを話した。
「今はな」
「そうですか」
「うむ、その資格があるからのう」
 だからだというのだ。
「それが出来ておるのじゃ」
「そうですか」
「お前さん達もこれからそうなるじゃろ」
 目玉の親父は天空寺に温厚な声で話した。
「この森に自由に出入り出来るぞ」
「そうして一緒に戦っていくんですね」
「そうなるのう」
「これで全員か」
 今度は鋭い感じの黒髪の少年だった、凛とした雰囲気もあり顔立ちは整い精悍な印象を周囲に与えている。黒髪は短く白いパーカーを着ている。
「集まっているのは」
「お前で最後だぜ」
 ねずみ男はその少年に告げた。
「さっさと名乗りな」
「そこにいる人達にか」
「ああ、仮面ライダーの人達にな」
「わかった、石動零だ」
 少年はねずみ男に応えて名乗った。
「鬼道衆の末裔だ」
「その鬼道衆のことも聞かせてくれるか」
 深海は石動にこう返した。
「これから」
「下らない話だがいいか」
「構わない」 
 深海は即座に答えた。
「少なくとも俺達にはそうでないからな」
「そうか、ならな」
「これで本当に全員です」
 鬼太郎もこのことに言及した。
「今回スサノオと関りがある妖怪は」
「多いな」
「そうですね、ここまで多くの顔触れが集まったのは珍しいですね」
 鬼太郎は深海に答えた。
「ここまではなかったです」
「そうか、それでこの顔触れでだな」
「はい、一緒に戦っていきましょう」
「その話をこれからするか」
「そうね、しかしね」
 ろくろ首はライダー達を長い首を動かして見回して言った。
「皆いけてる顔ね」
「そうだね」
 垢舐めはろくろ首のその言葉に頷いた。
「男前が揃ってるよ」
「中々以上にね」
「女の人も奇麗でね」
「密かにあんたもだよね」
 から傘はユルセンに言った。
「実は中身が」
「おう、わかるか」
「猫だっていうけれど」
「もう一つの中身だぜ」
「小柄でね」
「これが凄いんだぜ、ひっひっひ」 
 ユルセンはから傘に楽しそうに応えた。
「そこのお嬢ちゃんの中身とはまた違うタイプでな」
「そうだね」
「私の中身って」
 まなはユルセン達の今の話に首を傾げさせた。
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