妖精たちのクリスマス
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ゃあ!!みんなパーティだ!!燃えてきたぞ!!」
「「「「「おお!!」」」」」
「やったぁ!!クリスマスパーティ!!」
「早くみんなで盛り上がろう!!」
「あんたはなんだかんだ言って、毎日盛り上がってるじゃない」
よほど楽しみだったのだろう、ハイテンションの皆さんがますますテンションが高くなっている。ただ、そんな中一人の様子が明らかにおかしい。
「エルザ!?どうしたの!?」
ルーシィさんの方で呼ばれた彼女の方を振り向く。エルザさんはなぜか体を震わせており、俺とウェンディは何があったのかと顔を見合わせていた。
「つ・・・ついに来た・・・この時が・・・」
「え?」
「メリークリスマス!!」
「「「「「メリークリスマス!!」」」」」
「メリー・・・って!!なんであたしんち!?」
どうやらエルザさんは相当クリスマスパーティが楽しみだったらしく、早くパーティをしたくて震えていたらしい。とはいう俺たちも全員同じだったため、クリスマスパーティを行うルーシィさんの家に突撃していたのだった。
「いいじゃねぇか」
「落ち着くんだよな」
「あい!!」
「素敵なお部屋ですね」
「キレイに整頓されてるね〜」
「ちょっと狭いけどね」
「これだけ人が集まれば・・・ね?」
「一人暮らしな訳だしね」
「おい。そのティーカップ食わせろ」
「これ、鉄じゃないよ」
「鉄はこっちだ」
部屋の持ち主であるルーシィさんに確認はとってなかったけど、なんやかんや彼女は優しいので使わせてくれるのはわかっている。そのため、皆さんも遠慮なく好き勝手騒いでいるのだ。
「ほれ!!さぁ飲め!!これぞ青春だ!!」
中でも一番盛り上がっているのはエルザさんだ。意外と子供っぽいところもある彼女は、こういう時に一番素が出やすい人なのかもしれない。
「なんでもいいじゃねぇか!!」
「盛り上がっていこうぜ!!」
「もう!!わかったわよ!!」
そう言ってエルザさんに注がれたお酒を飲み干すルーシィさん。俺たちも同じようにおしゃべりしながら盛り上がっていると、俺はウェンディが飲んでいるものに気がついた。
「あれ?ウェンディそれ・・・」
「え?どうしたの?シリル」
隣にいる彼女が飲んでいるものが、俺が飲んでいるジュースと明らかに色が違う。そう・・・すぐ目の前にいるジュビアさんとエルザさんと同じものを飲んでいるような気がする。
「・・・」
「どうした?シリル」
「具合悪いのか?」
顔色が悪くなっているであろうナツさんとグレイさんの声が聞こえてくる。二人は気づいていないのだろうか、今の状況が以前にもあったことに。
(この人たちがお酒を飲んだら大変なことになっちゃうじゃん!!)
大魔闘演武に向けての合
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