第九十二話 劉備、于吉を欺くのことその七
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す」
「破壊と混沌に陥れるというのですね」
「はい」
まさにだ。その通りだというのだ。
「そうさせてもらいます」
「何度も言うわよ!」
よく聞けばだ。微妙にだった。
声も喋り方も何かが違う。そうしての言葉だった。
「そんなことさせないから」
「確かに貴女はです」
于吉は悠然としている。しかしその余裕故にだ。
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