第九百十二話 参加することに異議が
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第九百十二話 参加することに異議が
某脚本家さんは漫画の脚本の仕事の合間にコンテストに参加しています、その中で日本に言いました。
「こうしたことは伊達や酔狂もあるだろ」
「参加することにですね」
「ああ、確かに目一杯お洒落してな」
脚本家さんもそうしています、何かその筋の人にも見えますが。
「それで優勝出来たら嬉しいさ」
「ですがそれでもですね」
「ああ、優勝するのは一国だろ」
「地域にしましても」
「だからな」
それでというのです。
「優勝出来なくてもだよ」
「例えそれが残念でも」
「参加することに異議があるんだよ」
こう日本に言うのでした。
「そのことはわかっていねえとな」
「その辺りはスポーツマンシップと同じですね」
「そうさ、無茶は言わないでな」
例え優勝出来なくてもというのです。
「参加出来て楽しめた」
「それで終わりですね」
日本も頷きます、参加することにということは非常に大事なことであると認識して。
第九百十二話 完
2020・12・10
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