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SHUFFLE! ~The bonds of eternity~
第一章 〜再会と出会い〜
その二
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ってとても頼もしいものだった。
しかし、その手紙の遣り取りも三年程で途絶えた。定期的に届いていた彼からの手紙が来なくなったのだ。心配になり、電話をしようにも番号が分からない。なぜ聞いておかなかったのかと後悔した。その後も手紙を送っていたのだが、ある時から宛先不明で返ってくるようになってしまい、そのまま手紙を出すことを断念せざるをえなくなったのである。
それらを思って感傷に
耽
(
ふけ
)
っていた桜だが、ふと我に返り、手紙に書かれていた番号を注視する。この番号にかければ彼と話せる。八年ぶりに。妙な緊張感があった。よく考えれば稟以外の男の子に電話をするのは初めてだ。そんなことを思いながら自分の名前と同じ桜色の携帯電話を手に取った。
番号を見ながらキーを押そうとするが手が震える。少し落ち着こうと携帯電話を置くと同時にまだ制服姿なのに気づく。
(こんな姿を滑稽って言うのかな)
そんなことを思いながら着替える。少し時間をおいてから再度手紙と携帯電話に向き合う。
「……よし!」
気合を入れつつ番号を押す。震えはもう無かった。
『……もしもし?』
数回のコール音の後に声が聞こえてきた。思わず背筋を伸ばす。
「もしもし……あの……柳ちゃん?」
『! 桜か!?』
息を呑む音のすぐ後に答えが返ってきた。
「うん……久しぶりだね」
『ああ……本当にな……』
話したい事はたくさんあるはずなのに、言葉が出てこない。どうしよう、と桜が思っていると、
『良かった……』
「え? なにが?」
『いや、もし電話が来なかったらどうしようかと思ってたからな』
と、そんな言葉が返ってきた。
「どうしてそう思ったの?」
『理由も話さずにいきなり、しかも一方的に手紙の遣り取りを打ち切ったからな……正直うらまれててもおかしくないって思ってたから』
そんなに冷たい人間だと思われてたの?と反論すると、ごめんごめん、という声が返ってきた。
「誠意がこもってないよ」
と少し不機嫌な声で返す。
『えっと……どうすれば機嫌が直るのでしょうか』
「……あれからどうしてたのかちゃんと話しなさい」
『了解。ああ、でもな』
「ん? どうしたの?」
『話せない部分がいくつかあるんだがそれでもいいか?』
「うん。いいよ」
本音を言えば聞きたかったが、彼の口調に辛そうなものを感じたのでやめておいた。
『ありがとう』
簡潔に言うと、手紙の途絶えたのと同時期にある事件に巻き込まれ、さらに翌年、父親を事故で亡くし精神的に余裕が無くなっていたためだという。手紙が宛先不明で返ってきたのは、この間に引越しをしていたからだという。連絡ができなか
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