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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十六話 妖怪達との出会いその十二

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「じゃあその娘達が来るのを待ちましょう」
「その必要はないばい」
 一反木綿が応えた。
「スマホで呼ぶばい」
「スマホなの」
「妖怪も使うばいよ」
 一反木綿は言いながらスマホを出した。
「スマホは」
「私達と同じね」
「時代は同じだからのう」
 砂かけ婆もスマホを出してきた。
「わしは株もビットコインもやっておるぞ」
「そうなんだ」
「妖怪も文明は知っておる」
「そうなんだね」
「だから今からまなちゃん達呼ぶばい」
「ああ、あたしが呼んだわよ」
 猫娘がスマホ片手に言ってきた。
「ラインでね」
「そうしたばいか」
「アニエス達もね」
「それは話が早いばい」
「ついでに石動も来るから」
 彼もというのだ。
「ちょっと待っていてね」
「わかったばい」
「妖怪でも文明には触れているんだね」
 天空寺は今のやり取りを見てしみじみとして述べた。
「そうなんだね」
「ええ、ですが溺れることはです」
 鬼太郎が天空寺に答えた。
「ないです」
「そこまではいかないんだ」
「確かに文明には触れていますが」
「親しむまでで、かな」
「はい、溺れることはしないです」
「文明も溺れると難儀ですからな」
 御成はしみじみとした口調で腕を組んで述べた。
「そうなりますと」
「ツイッターのいいねやお気に入りでもですね」
「ええ、些細なことに必死になって」
「そうして道を誤る人もいますね」
「左様ですな」
「そこは違いまして」 
 人間とは、というのだ。
「僕達は溺れないです」
「左様でありますな」
「はい、それでまな達が来たら」
 鬼太郎はその時の話をした。
「妖怪アパートの中でお話しましょう」
「お互いのことを」
「そうしましょう」
「若しかしてもう来たの?」
 金髪の長い黒い魔女の服を着た少女が来た、隣には背が高く艶やかな容姿の女もいる。
「早いわね」
「その人達が仮面ライダーね」
 その女も言ってきた、服は少女のそれに似ているがスカートの丈が長い。
「そうね」
「普通の人間なのね」
 縮れた黒く長い髪の毛を左で縛ってまとめている大きな目の女も来た、今風の半ズボンにシャツという恰好だ。
「仮面ライダーの人達って」
「この娘達が呼んだ娘達よ」
 猫娘は三人を見てライダー達に話した。
「宜しくね」
「アニエスよ」
 まずは金髪の少女が名乗った。
「魔女よ」
「私の名前はアデル」 
 アニエスの隣の女も名乗った。
「アニエスの姉で魔女よ」
「魔女は妖怪なんだ」
 ここでこう言ったのは天空寺だった。
「こっちの世界じゃ」
「人間の魔女もいるけれど」
 アニエスは天空寺に話した。
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