第四百四十六話 妖怪達との出会いその九
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「実に嬉しいことじゃ」
「そうなのか」
「最近洋菓子が人気でのう」
「だが小豆はやはりいいものだ」
深海は小豆洗いに確かな声で答えた。
「他にも色々なお菓子に使えるな」
「しかしな」
「それがか」
「今言った通りにな」
「最近はか」
「洋菓子が人気でな」
それでというのだ。
「困っておる」
「そうなのか」
「だから皆にはもっともっと小豆を食ってもらいたい」
「ではたい焼きもか」
「食ってくれ」
是非にという言葉だった。
「そうしてくれるか」
「こちらこそな」
「お菓子もありますので」
鬼太郎はライダー達に話した。
「それを食べてお茶を飲んで」
「そうしながらですな」
「お話をしましょう」
こう御成に話した。
「お互いの世界のことをあらためて」
「それでは」
「はい、それとです」
鬼太郎はさらに言った。
「アニエル達もすぐ来ると思いますので」
「あとまなさんですな」
「はい、あの娘も来ますので」
それでというのだ。
「皆揃ってからです」
「お話ですな」
「そうしましょう」
「それがいいな、っていうかな」
ユルセンが仙人の頭の上で言ってきた。
「俺の今の身体って妖怪にも見えるな」
「そうね、あんた幽霊にも見えるけれど」
猫娘がユルセンに応えた。
「妖怪にもね」
「見えるよな」
「ええ、ちなみに幽霊族って妖怪もいるのよ」
「鬼太郎達だな」
「もうそのことも聞いて知っているのね」
「おう、俺達の世界でな」
既にとだ、ユルセンは答えた。
「もう聞いていてな」
「知ってるのね」
「そうさ、それでな」
ユルセンはさらに言った。
「妖怪達の中でも強い方だよな」
「そうなの」
「それで鬼太郎も強くてな」
「目玉の親父さんもだよ」
「昔はえらく強くてな」
そしてというのだ。
「イケメンだったらしいな」
「そうらしいわね」
「あんたは知らねえのか」
「あたしが生まれる前の話だから」
目玉の親父の若い頃はというのだ。
「その目で見てはいないのよ」
「そうなんだな」
「そういえば鬼太郎さんって幾つかな」
「そのこと気になるよな」
シブヤとナリタはふとこのことを考えた。
「少なくとも七十歳以上か」
「少なくともそれ位はいってるよな」
「さて、何歳でしょうか」
鬼太郎自身こう答えた。
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