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召喚されし帝国
陰謀の渦
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フランソワ5世の乾杯の演説が終わると同時に周りにいた貴族達は再び世間話などに興じ、ノイラート達も周りの貴族達との話し合いに戻った。

すると

「やぁ、大使殿楽しんでおりますかな」

「おぉ、これはこれはシャルル王子」

「おかげさまで、我々は元はこの世界の人間ではないので、別世界であるこちらの世界の話は実に興味深いです」

第二王子であるシャルル・オルレアン公がノイラートに話しかけ、ノイラートとバイエルライン大佐はそう言った。

「そうかそれは良かった。あぁ、そうだこの機会に私の家族を紹介します。紹介します、私の妻、そして娘のシャルロットです」

「シャルロット・エレーヌ・オルレアンです、はじめましてノイラート大使、バイエルライン大佐殿」

「はじめまして、Fr?uleinオルレアン」

「かの有名なオルレアン公のお嬢様に挨拶を賜り歓迎の至です」

シャルルの娘であるシャルロット・オルレアン(後のタバサ)は礼儀正しく、ノイラートとバイエルライン大佐に挨拶をし、二人は小さいながらも礼儀正しく自分達に接したシャルロットに敬意を払いそう挨拶を返した。

「しかし、よく出来た娘さんですなオルレアン公」

「えぇ、しかもシャルロットは魔法の才能も高く、親バカと思われるかもしれませんが私達の自慢の娘です」

「成る程…」

(やはりこの世界は魔法の才能が1番評価されるのだな…)

話を聞いたノイラートは、そう心の中で思った。

すると

「あの、バイエルライン大佐」

「うん、なんですかな姫様?」

「よろしければ一曲踊っていただけませんか?」 

シャルルの娘であるシャルロットが少し緊張しながらも、バイエルラインにダンスの申し込みをして来た、それに対してバイエルライン大佐は姿勢を正し。

「姫君にそう言っていただき光栄です」

バイエルライン大佐はそう言うと、シャルロットの手を取りダンスが行われているホールの真ん中へと赴き、二人はダンスに興じた。

シャルロットは無論、バイエルライン大佐も勇者正しき貴族出身の将校である為、二人とも社交界におけるダンスの作法や踊り方は心得ている為、そのダンスの姿はシャルロットとバイエルライン大佐、年齢が大きく離れている二人ではあったが可憐で美しいダンスだった。


「あの、バイエルライン大佐お聞きしてもよろしいでしょうか?」

「何ですかな、姫様?」

「バイエルライン大佐が来た、ドイツってどう言う国なのですか?」

「どう言う国とは…?」

「大佐の国はハルケギニアとは違う異世界から来た国、しかもメイジが一人も居ない国だと聞いています、だからどんな国なのか興味があるのです」

「成る程…」

ダンスをしながらシャ
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