陰謀の渦
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ちらで処分をしておく、貴様は今度はトリステインの貴族であるジュール・ド・モットと言う男の事を調べておけ」
「Jawohl」
クラウスの命令を聞いたアルベルトがそう言うと、クラウスはファイルを鞄に入れ部屋を出ようとした。
すると
「大佐、せっかくですから本当に此処で遊んで行ったら如何ですか?この世界の女性は綺麗どころが多いですよ」
「生憎、女と他人が出した酒や料理は信用しないのが私の主義でね…」
そう言うとクラウスは娼館を出て行った。
数日後
貧民街の中にたたずむ、ガリアに巣食う犯罪組織の邸宅にヴェアヴォルフ大隊が攻めんこんだ。
「クソ!何処の誰だかしらねぇが全員皆殺しだ!!!やれ!!」
「「「うぉおおおおおお!!!!!」
犯罪組織の親玉はそう言うとその部下達は剣や戦斧、中にはマスケット銃を持ちヴェアヴォルフ大隊を迎え撃った。
だがヴェアヴォルフ大隊は世界初のアサルトライフルと言われるStG44を全員に配備されており、隊員の何人かはMG42を持ち出していた為、もはや戦う前から勝敗は決していた。
固まって一斉に襲いかかって来る犯罪者達などただの的であり、彼らはヴェアヴォルフ大隊の持つStG44とMG42の一斉射撃により一瞬にして挽肉にされた。中には魔法を使い攻撃をしようとした者もいたが、ヴェアヴォルフはそんな隙を一切与えずに容赦なく目の前から迫って来る賊を皆殺しにした。
「そ、そんな…そんなバカな事が!!」
犯罪組織の頭目は火炎魔法による炎弾をヴェアヴォルフ大隊に向けて放ったが、瞬時に大隊は物陰に身を隠し攻撃から身を守った。
「平民共が!!!調子に乗るなよ!!メイジに逆らった罰だ!!この俺の最大火力で焼け死ね!!」
そう言うと頭目は杖を天井に掲げ全魔力を注ぎ巨大な炎弾を作り上げて行った。
だが
パン!
その瞬間、乾いた銃声が鳴り響き、その瞬間犯罪組織の頭目は杖を落とし倒れた。
「お前の攻撃を待ってやる義理はないな」
煙が出るStG44の銃口を下に向けた状態でアドラーはそう一言言った。
「よし!後はこの屋敷に残っている賊の掃討だけだ!誰一人生きて逃すな!」
「「「Jawohl!!」」」
それから数日後
ヴェルテュ侯爵邸
「クソ!!犯罪者共めつかえん奴だ!!!」
「ヴェルテュ侯爵…」
「まぁ良い他にも手はある…何としてでもあのドイツなどと言う不気味な連中を招き入れたジョゼフ派の奴等を殺し、そしていずれ王となるオルレアン公を説得しドイツに攻め入り清浄なる世界を汚そうとする異教徒共を排除してやる!」
ヴェルテュ侯爵は悔しそうな口ぶりでそう言った。
因みにヴェルテュ侯爵は異教徒共を排除す
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