国交樹立
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クラウスSS大佐は不適に笑いながらそう呟き、出発前にハイドリヒからもらった作戦命令書を取り出した。
するとそれと同時にノックの音が聞こえ、クラウスSS大佐は急ぎ命令書を隠した。
「誰だ?」
「私だ大佐」
「その声はアドラー大佐か、どうした?」
「いえ、そろそろ歓迎会に行く時間だぞ」
「あぁ、もうそんな時間か分かった至急準備する」
数時間後
ノイラート達ドイツ大使館職員は自分達の歓迎会を兼ねた舞踏会に参加する為、ガリア王国王宮、ヴェルサルテイル宮殿を訪れていた。
「ほう、これがヴェルサルテイル宮殿か…見事な物だ」
「えぇ、フランスのヴェルサイユ宮殿やオストマルク州のシェーンブルン宮殿に勝るとも劣らない宮殿ですな」
ノイラートと、国防軍から派遣された駐在武官である陸軍将校、ウィルヘルム・フォン・バイエルライン大佐はシェーンブルン宮殿やヴェルサイユ宮殿に勝るとも劣らないガリアのヴェルサルテイル宮殿を見てそう言うと、ふと今回の歓迎会に呼ばれた貴族達が目に移った。
「やはり…この世界の文明や文化レベルは17〜18世期ほどですな」
「確かにな、こうして見ていると、まるでフリードリヒ大王が生きていた時代にタイムスリップしたような気持ちになる」
そしてバイエルラインとノイラートは周りにいる貴族達の格好やここまで来る道のりで見たこの世界の都市の街並みを見て、かつてドイツの礎となる国家、プロイセンの発展に大きく後悔したフリードリヒ大王が生きていた時代に来たような気分になりながら、宮殿内へと入って行った。
「おぉ、皆さまお待ちしおりましたぞ」
「リシュリー外相、この度は我々の為にこのような素晴らしい歓迎会を催して頂き、貴国の国王陛下にはお礼のしようもありません」
「ハハハッ、そのお言葉は後程陛下へ直接おっしゃってください。さてそれでこれより皆様を社交場へとご案内します」
リシュリーはノイラートにそう言うとノイラート達、大使館職員達を社交場へと案内した。
社交場
社交場となっている大広間に着くと、そこには大勢の貴族達が集まっており料理や酒を嗜みながら世間話をしており、リシュリーから話を聞くと、本日は我が国の貴族達意外にもトリステインやアルビオン、ゲルマニアの大使や貴族達も大勢参加していとの事で、ノイラートやドイツの外交官達はリシュリーの案内の元トリステインやアルビオン、ゲルマニアの各国の大使や貴族達と接触した。
因みに今回の大使館設立に対し、ドイツ政府はガリアを含めたハルケギニアの全ての国が中世や17〜18世紀のヨーロッパの様に、貴族主義と封建主義がまかり通っている国だとジョゼフやガリアの使節団から聞いていた為、SS以外の大使館員や国防軍から派遣
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