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召喚されし帝国
国交樹立
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の代理人たるノイラート大使以下、その他職員の皆様を我がガリア王国国王陛下の代理人として歓迎いたします。ようこそ、我が王国へ」

ノイラートとノイラート率いる大使達を迎えに来たリシュリーの二人は互いに挨拶と握手を交わした。

「所で、ノイラート大使に先だって貴国からの要望で我が王都までの移動手段としての馬車は必要無いとの通知をこちらは頂いておりますが、王都まではどのように…」

「話がついていて何よりです、王都まではアレを使って行くつもりです」

リシュリーにそう言われたノイラートはブレーメン号から下ろされている大量の荷物の中に混じって置いてある数台の黒塗りのメルセデスベンツと数台の輸送トラックを指差しそう言った。

数分後
 
ノイラートとリシュリー達を乗せたメルセデスベンツを筆頭にガリア王国とやってくる際に持って来た荷物を運搬するトラックは一路王都リュティスに向かいはじめ、そしてはじめて自動車と言う乗り物に乗ったリシュリー達貴族はその速さと性能に皆驚いていた。

「なんと言う速さだ…我が国一の早馬をも超える速度で走っている!ノイラート大使、貴国には我が国やこの世界の国とは違いメイジが一人も居ないと聞いていますが、本当に魔法を使える人間はいないのですか?」

「えぇ、我が国は貴国とは違いメイジ…所謂魔法を使える人間は一人もおりません、その代わり我が国では魔法の代わりに科学が発展しており、この車も我が国の科学の結晶とも言える物です」

「科学か…成る程…」

(我が国でも魔法だけではなく、科学の力も重視し発展させる必要があるかもしれんな…)

リシュリーはドイツの文明の根幹となっている科学の力というものに大きく興味を惹かれ、心の中でそう思っていた。


数時間後

王都リュティス

ノイラート達ドイツ大使館員および、ノイラートを迎えに来たリシュリー達ガリア王国側の職員達を乗せたベンツはガリア王国の王都リュティスに到着した。

因みに、街中の街道を進む自動車は、馬車しか走っていない街中で自動車は目立っており、王都に住む平民や貴族達は興味深そうに皆、車を見ていた。

「こちらが、我が国が貴国の大使館としてご用意いたしました、チュエルリー宮殿です。作られたのは、我が王国の王宮であるヴェルサルテイル宮殿より前で、ヴェルサルテイル宮殿が建てられる前までは王宮として使用しており、それ故に少し古いですが内部の清掃と改修は既に終わっておりますので安心でお使いください」

「立派な宮殿ですな」

「お気に召していただけれて幸いです。因みに、明後日の夜には大使の皆様の歓迎会がヴェルサルテイル宮殿で行われますので、ご用意をお願いします」

「分かりました、色々とご苦労様です」

「とんでもございませ
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