接触
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開始する事となった。
ブランデンブルク 第1猟兵連隊
第502SS猟兵大隊
今回は未知の大地、しかも空軍からの報告によるとドラゴンも存在も確認されるなど、何が起こるか分からない謎の世界に対する調査の為、生半可な部隊では務まらないとOKWは判断。その為、ドイツ軍と武装親衛隊の中でも最精鋭の部隊が今回の偵察任務へと派遣される事となった。
そしてそれぞれの編成はこのようになっている。
ブランデンブルク 第1猟兵連隊
Sd.Kfz.251×180
Sd Kfz 232×30
物資輸送トラック×60
その他対空機関砲などの装備多数
兵員1600人
第502SS猟兵大隊
Sd.Kfz.251×90
Sd Kfz 232×15
物資輸送トラック×30
その他対空機関砲などの装備多数
兵員800人
これらの戦力が今回の偵察任務に従事するブランデンブルク 第1猟兵連隊、第502SS猟兵大隊の人員である。
武器の差と練度を考えれば、この世界の小国どころか大国ですら倒す事も可能な戦力ではあるが、兵士達は未知の地へ赴く事もあって皆緊張した様子で二日前に東部戦線にある基地を出発し、ドイツ人で初めてハルケギニアの大地を踏む事となった。
ガリア西部辺境のとある場所
ある程度幹線が引かれた森の中を文明のレベルが中世程度であるこの世界には似つかわしくない、Sd.Kfz.251、Sd Kfz 232、物資輸送トラックの車列が一列に並び道を進んでいた。
「しかし、一体何が起こってるのでしょうか…総統閣下はこの異変はゲルマン民族を認めた神の御意志だと言っていましたが…」
「…さぁな、この異変が神がやった事なのか、そうではないのかは私も分からん、だが我々には課せられた任務と命令が存在する、今は祖国のため、そして総統閣下の為に命令を遂行するだけだ…」
この第502SS猟兵大隊の指揮を務める、かつての世界でヨーロッパ一危険な男と呼ばれたオットー・スコルツェニーSS中佐は部下のその疑問に対しそう言った。
「そう言えば、地図によるとそろそろこの先に村らしき集落があるらしいな…」
スコルツェニーがそう呟いた時
「…中佐!先発しているアドラー大尉の部隊から連絡です」
「何だ?」
「はっ、宛て大隊本部へ!我が隊は先ほど、13〜15歳程の年齢の少女と思われるこの世界の住人を保護、そして話を聞いた所この先にある集落は現在、西方盗賊団なる犯罪者集団による占拠を受けている模様、至急命令を求む…以上です」
「何と、このご時世に盗賊とは…」
「恐らくこの世界は我々がかつていた世界よりも社会体制や治安体制がしっかりしていないのだろう…」
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