第九百七話 赤い華の様
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第九百七話 赤い華の様
台湾が韓国に見せた女性の民族衣装の服はといいますと。
幅広の布を腰に巻いて袖のある丈の短い上着です。足には脚絆があって頭にはふわふわの白い毛に覆われた帽子があって服全体が赤いです。そこに黒や黄色、白い模様があります。
「タイヤル族の服よ」
「お前の民族の人達なんだぜ?」
「そうよ、烏来のところに住んでいる人達よ」
「所謂高砂の人達なんだぜ?」
「そうなるかもね、兎に角ね」
台湾は韓国にお話します。
「その人達の服なのよ」
「そうなんだぜ」
「奇麗でしょ」
韓国に胸を張って言いました。
「この服は」
「赤が奇麗なんだぜ」
韓国も認めるまでです。
「まるでお花なんだぜ」
「そうでしょ、山のところに住んでいる人達でね」
それでというのです。
「自然と一緒に暮らしているのよ」
「まるでお花なんだぜ」
韓国は悔しそうに言いました、今争っている相手でもそのことを認めるしかなかったのでそう言ったのです。
第九百七話 完
2020・12・8
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