ホーネットと巡るブルネイ鎮守府探訪・1
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そんな金剛の説明を受けながら眺めていると、
「つっかまえたぁ!明石さん、確保しました〜♪」
「よっしゃでかしたバリ!そのまま身包みひっぺがしちゃえ!」
「アラホラサッサー!」
私の腰にいきなり女の子が抱き付いて来た。
『ちょ、ちょっと!?何なの貴女達は!』
『あちゃあ〜……』
『やっぱりこうなりましたね……』
『アイオワ!サラトガ!?苦笑いしてないで助けてよ!』
『あ〜……その娘達はですね』
「こぉらぁ〜!淫乱ピンクに偽メロン!新人さんに迷惑かけるんじゃないかも!」
「淫乱ピンク……」
「に、偽メロン……」
更にもう一人、作業服を着た艦娘らしき女の子が現れた。しかも彼女の一言で私に抱き付いてきた2人が地面に膝を着いて項垂れてしまった。
『その娘達はウチの工廠の技術スタッフなんですよ』
『とっても優秀なのよ?』
『ちょっと……いえ、かなり趣味に走る所がありますがね』
「ほらほら、いつまでも落ち込んでないで新人さんに挨拶してくだサーイ!」
「あ、えぇと。工作艦の明石ですっ」
「軽巡の夕張よ、よろしくね」
「飛行艇母艦の秋津洲かも!よろしくかも!」
金剛の誘導で3人が私達に挨拶をしてくれた。でも……
(かも?かもって何なのかしら……duckの事じゃないわよね?)
「それで?2人はまたデスか」
「そう言われても金剛さん!新人さんの艤装は一刻も早く弄ってクセやら何やら把握しておかないと後から困るんですって!」
「そうですよぉ、これは新人さん達の為を思って……」
「で?本音は」
「「新機軸の艤装をバラしたい!」」
「やっぱりかも……ダメに決まってるでしょこのMADども!」
「え〜!?そりゃないっスよアッシマーの姉御ぉ!」
「当たり前かも!それとアッシマーでも姉御でもないかも〜!」
「だって工廠組の中じゃ一番錬度高いし」
「怒るとすぐ工具で殴ってくるし」
「「姉御やん」」
「うっ……人聞きの悪い事を言うんじゃないの!」
えぇと。この娘達はコメディアンの集団なのかしら?
『普段はふざけてますが、腕のいいエンジニアであり装備開発の研究者ですよ。私が保証します』
う〜ん、この鎮守府の提督の妻が言うなら間違いないのかしら?
「改めて……ホーネットよ、よろしく」
「サウスダコタだ、よろしくな!」
「んで、早速なんですが艤装置いてけやオラァン!」
挨拶を交わしたらピンクの髪の……アカシ、だったかしら?その娘が飛び掛かろうとしてきて隣に立っていたアキツシマにスパナで頭を殴られていた。
「いい加減にするかもこの
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