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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十六話 妖怪達との出会いその二

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「そうなんだね」
「ああ、これがな」
 実際にというのだ。
「大変なことになってるんだよ」
「それでスサノオに言われてだね」
「俺と鬼太郎と目玉の親父がこっちの世界に来てな」
「俺達に会いに来たんだね」
「スサノオにライダー達を連れて来いって言われてな」
 そうしてというのだ。
「ここにだよ」
「来たんだよ」
「そうなんだね」
「だからな」
 それでというのだ。
「今会えてよかったぜ」
「うん、じゃあ今から」
「お前さん達と話していいかい?」
「うん、じゃあね」
「鬼太郎達が来たらな」
「それでその鬼太郎って人もだよね」 
 天空寺はねずみ男に尋ねた。
「この世界に来ているんだよね」
「目玉の親父と一緒にな、さっきまで一緒だったんだぜ」
「それで何でねずみ男さんはこっちに」
「食いものの匂いにつられたんだよ」
 ねずみ男は笑って話した。
「ここまでな」
「そうだったんだ」
「このお寺に入った時にな」
「じゃあその人達もこのお寺にいるんだ」
「そうだぜ、さて鬼太郎は何処だな」
「ねずみ男、ここにいたか」
 ここで少年の声がした、そしてだった。
 下駄の音が聞こえてきた、そうしてだった。
 左目を隠した茶色の髪であどけないがクールな感じの顔、青い半ズボンの学生服の上に虎模様のちゃんちゃんこを着た少年が来た、その頭の上には目玉と小さな身体を持つ小人がいた。その小人も言ってきた。
「何処に行っておったんじゃ」
「ちょっと食いものの匂いにつられたんだよ」
 ねずみ男はその小人に答えた。
「それでだよ」
「やれやれ、またか」
 小人はねずみ男の返事に呆れた声を返した。
「お前は変わらんのう」
「仕方ねえだろ、腹が減ってたからな」
「そういう問題ではない、それでじゃ」
「ああ、何だよ」
「その人達が仮面ライダーか」
 小人は天空寺達を見つつねずみ男に尋ねた。
「そうか」
「そうらしいぜ」
「ふむ、早速お会い出来て何よりじゃ」
「そうですね、父さん」
 少年は小人に目を向けて言った。
「こちらの世界に来てすぐですから」
「運がいい」
「全くですね」
「あれっ、お父さんって」
 天空寺は少年のその言葉に反応した。
「今言ったけれど」
「はい、この人が僕の父さんです」
 少年は天空寺に答えた。
「実際に」
「そうなんだ」
「父さんがこの身体になったのは色々ありまして」
「血縁関係ではあるんだね」
「はい」
 そうだというのだ。
「そうなんです」
「まあその辺りのことはおいおいお話するとして」
 小人がまた言ってきた。
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