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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga19-C本局襲撃〜7th wave〜
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議はよろしいかしら? わたくしはもういつでも帰還してもいいんですのよ? あなた達と戯れているのは気まぐれに過ぎません。これ以上の退屈は、眠ってしまいそうですわ」

プリムスがわざとらしく大きなあくびをした。それがますますルシル君の機嫌を損ねるってゆうんを理解してるみたいやな。オリジナルの記憶を受け継いでるルシル君の表情がまた険しくなってしもうた。ルシル君に冷静になってもらいたいから『アインス』に、それとなく私が落ち着くように言うてるってことを伝えるように言う。

「『はい。主はやて』・・・ルシル。主はやてからの声援だ、よく聞け。これ以上怒りに任せて意味不明なことを言うようなら後で私がぶっ飛ばす、だそうだ」

「え?」

『そんなこと言うてへんよ!!? それに声援やなくて脅しやソレ! ちょっ、ルシル君! ちゃうから! そんなこと言うてへんからな!』

慌ててルシル君に思念通話を繋げて弁明すると、アインスが「はて?」なんて首を傾げた。ここでまさかのアインスの素っ恍け。そやから私が直接伝えることになった。うーん、最初から私が言うとけばよかったんやな〜。

『えっとな、ルシル君。思うところがあるんはよう理解してる。そやけどルシル君はルシル君や。過去の記憶に引っ張られて、現代のルシル君が苦しむのは――』

「おかしな話、か。・・・すまん、大丈夫だ。気持ちを切り替えて、プリムスを倒そう。俺とアイリ、はやてとアインスで」

『うん!』「ああ!」『ヤー!』

深呼吸を1回したルシル君の表情からは焦りは消えて、これまで黙ってたアイリの元気いっぱいの返事も聞けた。うん、これなら大丈夫やろ。

「時間が押しますので、次のそちらのターンが過ぎれば帰らせていただきますわ」

――尽滅の蹂躙軍(フエルサス・デ・オクパシオン)――

――殲滅の凶獣園(パルケ・ソオロヒコ・デ・デストルクシオン)――

次の瞬間、何十体ものキメラに跨る何十人ものプリムスが出現した。

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