第112話
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て意味ありげな笑みを浮かべて答えたレジーニアの答えを聞いたアリサ達が血相を変えている中アガットは厳しい表情で声を上げ、シェラザードが警戒の表情で呟いた仲間達と共に周囲を見回したその時
「――――――その通りです。」
「な――――」
ユリーシャの声が空から聞こえ、声を聞いて仲間達と共に空を見上げたラウラは空から降りてきてレジーニアと見下ろすユリーシャやルシエル達天使達の光景を目にすると驚きのあまり絶句した。
「て、”天使”があんなにたくさん……!」
「一、二、三……レジーニアとユリーシャも含めて20人か。」
「レン皇女殿下達から聞いた話だと、メンフィル帝国に所属している”天使族”の人達は数が少なくて、ましてや”軍”に所属している人達は数人程度しかいなくて、今回の戦争には参加していないという話だったけど……」
「チッ、大方”本来の歴史”の件のように情報を出し渋ったか、俺達を欺く為に騙したんじゃねぇのか……!?」
天使部隊の登場にエリオットは信じられない表情で声を上げ、フィーは警戒の表情で天使達の数を素早く数え、不安そうな表情で呟いたトワの言葉に続くようにクロウは舌打ちをして厳しい表情を浮かべ
「ユリーシャ……まさかとは思うけどその天使達もレジーニアのようにリィンの”守護天使”になった人達なの……!?」
「違います。彼女達はレジーニアのように”灰獅子隊”としての活動の最中にそれぞれ瀕死の重傷を負っている所を偶然主やこの身達が彼女達と出会い、彼女達を”救う”ことを決めた我が主の慈悲によって命を救われ、その恩返しや主の”正義”に共感し、我が主の”協力者”として力を貸してくれている同胞達です。」
「ハアッ!?」
「一体どのような事があって、リィンさんがそちらの天使の方々の命を……」
一方ある可能性を抱いたアリサの問いかけに対して答えたユリーシャの答えを聞いた仲間達が驚いている中セリーヌは困惑の表情で声を上げ、エマは戸惑いの表情で天使達を見上げていた。
「――――――それについては彼女達を率いている身であるこのわたくしが答えてさしあげましょう。」
するとその時ルシエルがレジーニアとユリーシャの傍に降下してアリサ達を見下ろしながら答えた後自己紹介を始めた。
「わたくしの名はルシエル。天使階級第六位”能天使”にして”リィン隊”の部隊長の一人であり、”灰獅子隊”の”参謀”を任されている身です。」
「なっ!?という事は君や周りの天使達もリィンが率いる部隊の……!」
「しかも”部隊長”どころか”参謀”まで任されているなんて、”灰色の騎士”もそうだけどレン達も貴女の事を相当高評価しているようね……」
「い、言われてみればそうですよね……?特に人の評価に
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