第112話
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句皇家の主張通り”不当な指示”を出し続けているログナー侯爵を討った所で、世間一般から見てもリィン少将達―――連合軍に”非”は発生しませんわ。」
「そうね。恐らくアンゼリカお姉さん達は”不当な立場で領邦軍に指示を出し続けているログナー侯爵を逮捕する事”を名目に介入するつもりだから、早く行かないとアンゼリカお姉さん達に先を越されるわよ。」
ルシエルがリィンに助言をし、レンは自身が推測した紅き翼の狙いをリィンに伝えた。
「わかった!自分達はこのまま作戦通りログナー侯爵家を襲撃し、ログナー侯の撃破を目指します!――――――来い、ユリーシャ、レジーニア!」
二人の話に力強く頷いたリィンは通信相手であるレンに自分達の今後の方針を伝えて通信を切った後ユリーシャとレジーニアを召喚し
「手筈通り二人はルシエル達と協力して俺達の後を追っているアリサ達の足止めをしてくれ。」
「はいっ!我が主の武勇を妨げる愚か者達はこの身が何人たりとも通しません!」
「了解。噂の”Z組”とやらの”力”、どれほどのものなのか確かめさせてもらおうじゃないか。」
リィンの指示にユリーシャは力強く頷き、レジーニアは頷いた後興味ありげな表情を浮かべてアリサ達が出てくるであろう非常連絡通路の出入口に視線を向けた。
「―――灰獅子隊ルーレ潜入班、これより行動を再開する。目標は四大名門の一角にしてノルティア統括領主を任されているログナー侯爵家。狙うはログナー侯爵家当主ゲルハルト・ログナー!総員、行動開始っ!!」
「イエス・コマンダー!!」
そして潜入班の面々を見回して力強い号令をかけたリィンは潜入班と共にログナー侯爵家に向かい始め
「わたくし達天使部隊はリィン少将達の行動を妨害しようとする勢力の足止めをします。全員一旦上空に上昇!」
「はいっ!!」
ルシエルも天使達に号令をかけて上空へと上昇してアリサ達を待ち構え始めた。
AM10:50――――
更に5分後、リィン達のようにザクセン鉄鉱山とルーレを結ぶ非常連絡通路を通ってルーレに急行していたアリサ達もルーレに到着した。
「フウ……やっとルーレに到着したか……!」
「どうやら市街戦は起こっていないみたいですね。」
非常連絡通路の出入口から出てきたマキアスはルーレ市内の景色を目にすると一息つき、周囲の状況を見まわして市街戦が起こっていない事を悟ったアネラスは安堵の表情を浮かべ
「クロチルダさんから聞いた話によるとルーレを含めたノルティア州はクロスベルの領土になる予定だから、クロスベルは軍需工場やジェネレータがあるルーレ市での市街戦はできれば避けたいという話だし、リィン君達の目的はログナー侯爵閣下だから元々リィ
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