暁 〜小説投稿サイト〜
X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
古里炎真・コズモルート
第9話B 夜天の主の怒り! 蘇る魔法使い、ウィザーモン
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ーガモン?」

ピコデビモン「ああ。そこらの野生デジモン達より知性は高いが気性が荒く、怒りを原動力に破壊の限りを尽くす、非常に好戦的なデジモンだ」


ピコデビモンは目の前で暴れている成熟期のデジモンーー『オーガモン』のことを、はやてにそう説明する。


はやて「うわぁ、野生デジモンよりタチが悪そうやね。でもあのオーガモンってデジモン、見たところボロボロで、何か悔し泣きしてるみたいやけど……」

ピコデビモン「恐らく誰かと戦って負けたんだろうな。あの暴れ様を見ると、余程悔しい敗北だったに違いない」

はやて「なるほどなぁ……よし、雄叫びの正体を確認できたし、すぐに皆のところに戻ろう」

ピコデビモン「ああ。オーガモンに気づかれないよう静かに退散しよう」

はやて「了解や」


はやてとピコデビモンはオーガモンに気づかれないよう静かに退散しようとするが……偶々足元に落ちていた木の枝をはやてが踏んでしまったことにより、パキッと言う音が鳴る。


はやて・ピコデビモン『っ!』

オーガモン「っ! 誰だ!?」

はやて(し、しもうた!)

ピコデビモン(くっ、気付かれた!)


はやてとピコデビモンはオーガモンに気付かれてしまい、焦りの表情を浮かべる。

一方のオーガモンははやての姿を視界に捉えると、驚きの表情を浮かべる。


オーガモン「て、てめえは、人間!? と言うことは、選ばれし乙女か!!」

はやて「え、選ばれし乙女……私のことを言ってるんか?」

オーガモン「てめえ以外誰がいるんだ!? って言うか、てめえはさっきの奴らの中にはいなかった奴だな……まあいい、人間であるならあいつらの仲間であることに変わりはねえ!!」

はやて「っ! ちょい待ち! あんた、私以外の人間を見たんか!?」

オーガモン「あ? そうだが、それがどうしたってんだ?」

はやて「お願いや、その人達がいる場所を教えて! その人達は私の仲間達かもしれないんよ!」


逸れた仲間達の手掛かりを持っている可能性があるオーガモンに頼み込むはやてだったが……


オーガモン「へえ、そうかい。やっぱり、てめえはあいつらの仲間か……なら! 覇王拳!!」

はやて「っ!?」


オーガモンは必殺技である拳からの闘気をはやてに向けて放つ。


ピコデビモン「危ない!!」

はやて「きゃあっ!?」


ピコデビモンが咄嗟にはやてを押し倒したおかげで、はやてはオーガモンの覇王拳を回避でき、覇王拳ははやての近くにあった木を薙ぎ倒した。


はやて「いたたた……いきなり何するん!?」

オーガモン「うるせえ!! 俺様はてめえの仲間達にコケにされたんだ!! てめえを始めに復讐の狼
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ