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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
古里炎真・コズモルート
第9話B 夜天の主の怒り! 蘇る魔法使い、ウィザーモン
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しいことだな♪ それにしても『八神』か……はやて、君の親戚の中に『ヒカリ』と言う女の子はいないか?」

はやて「ヒカリ? ううん、そんな名前の娘おらへんよ」

ピコデビモン「そうか……名前が似ていたからもしやとは思ったが、そんな訳ないか……」


ピコデビモンは少し残念そうに呟く。


はやて「その娘、ピコデビモンの友達なんか?」

ピコデビモン「ああ……ヒカリと、彼女のパートナーデジモンーー『テイルモン』は私にとって大切な友だ……今でもな」

はやて「そっか……その娘達とは暫く会ってないんか?」

ピコデビモン「ああ……元々私は『死んでいた』デジモンだからな……そう簡単に会えないさ……」

はやて「っ! し、死んでいた……?」


はやてはピコデビモンの口から出た言葉に驚きの表情を浮かべるが、すぐに平静を装う。


はやて「それは、一体どう言うことなん……?」

ピコデビモン「……ヒカリとテイルモンの命を狙う暗黒デジモンの攻撃から彼女達を庇った時に致命傷を負い、私は命を落とした……そして、その後は亡霊のように意識だけの存在として彷徨っていたところ眩い光に襲われ、気が付いたらピコデビモンの姿でこのデジタルワールドにいたと言う訳だ……」

はやて「そないなことが……ほんなら、ピコデビモンも奏さんと同じように生き返ったってことなんか?」

ピコデビモン「恐らくな……だが、よりにもよってこの姿で蘇るとは……」

はやて「? 何や不満そうな顔してるけど、今の自分の姿が気に入らないんか?」

ピコデビモン「ああ……さっき言ったヒカリとテイルモンの命を狙った暗黒デジモンの手下に同じ姿の奴がいて、今の私は何故かそいつと同じ姿をしているんだ……」

はやて「あー、なるほどなぁ……」


不服そうなピコデビモンの表情を見て、はやては苦笑しながら彼の心情を察する。

自身の大切な人達の命を狙った敵の部下と同じ姿をしていたら、不満になるのも無理はない。


はやて「ほんなら、ピコデビモンは生前どんな姿しとったん?」

ピコデビモン「私の生前の姿か……『ウィザーモン』と言って、君達人間の言葉で言えば魔法使いのような姿をしていたよ」

はやて「へえ〜、魔法使いやったんやね。私みたいな魔導師のパートナーとしてはピッタリや♪」


はやてはピコデビモンの生前が魔法使いのようなデジモンと聞いて、笑顔でそう言う……はやての場合は正確に言うと『魔導騎士』なのだが、魔導師と大きく変わらないのでツッコむのも野暮である。


ピコデビモン「そう言えば、はやてやなのは、ギンガは本来なら魔法が使えるんだったな。是非とも見てみたいものだ♪」

はやて「私もピコデビモンの魔法使いの姿を見てみたいな
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