第二百九十九話
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第二百九十九話 茶道
春奈は抹茶を飲んでからそのうえで自分の部屋に戻ると勉強に励んだ、お茶で目が冴えていて頭もすっきりしていてだ。
勉強ははかどった、それでだった。
勉強の後で彼女はこんなことを言った。
「やっぱりお抹茶飲むとね」
「頭がすっきりしてですか」
「勉強もはかどりますか」
「だからですね」
「余計にいいのですね」
「ええ、コーヒーもいいけれど」
それでもというのだ。
「何かコーヒーって飲み過ぎたら胃によくないらしいから」
「それで、ですか」
「お抹茶の方がですか」
「いいみたいだから」
それでというのだ。
「最近お抹茶飲んでるの、そうしたらね」
「先程の様にですね」
「学業もはかどったのですね」
「そうなの、それだったら」
春奈はさらに言った。
「これからは毎日ね」
「お抹茶を飲まれますか」
「そうされますか」
「ビタミンもあって美味しいし」
そうしたこともいいのでというのだ。
「これからもね」
「ではです」
「茶道もされますか」
使い魔達はここで春奈に提案した、イーもリャンも自分達の主をじっと見てそのうえで提案したのだった。
「これからは」
「そうされますか」
「茶道?そうね」
茶道と聞いてだ、春奈は述べた。
「いいわね。じゃあ皆にもね」
「提案されますか」
「茶道をされることを」
「お抹茶美味しいし身体にもいいし」
「目も冴える」
「いいこと尽くしなので」
「だからね」
それでというのだ。
「やってみるわ」
「左様ですか」
「そうされますか」
「これからはね」
実際にとだ、こう言ってだった。
春奈はクラウンのメンバーに茶道をしてみることを提案した、そうして一休みしてからまた勉強にかかった。
第二百九十九話 完
2020・9・20
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