第四百四十五話 機械と炎の勝利その十四
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「フルーツジュースでビタミンも」
「栄養も補給してか」
「戦いましょう」
「そうだよな、それじゃあな」
美親は牛乳を飲んだ後でさらにだった。
フルーツジュースも受け取ってさらに言った。
「こっちもな」
「飲まれますか」
「そうするな」
「はい、それでなんですが」
「それで?」
「戦局はいつも通りですね」
美親にこうも言うのだった。
「ロイミュードの数が尽きません」
「そうだよな」
「そうした中で戦っていますが」
「もうそれは本当にな」
「いつも通りですか」
「うん、それよりも皆まだまだ戦えるから」
それでとだ、美親はアテナに話した。
「大丈夫だよ」
「そうですね、では」
「俺も前線に戻るから」
「いつも通りならですね」
「いつも通り戦っていこう」
「スサノオが出て来るまで」
「それでいくべきだ」
オルガも言ってきた。
「今のところどの戦線も異常はない」
「だからなんだな」
「今は別に特別に動くことはない」
「このままだね」
「戦っていけばいい」
「それじゃあ」
「何かあれば俺達が言う」
指揮を担っている自分達がというのだ。
「だからその時にだ」
「動けばいいね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「そうしてくれ、俺達も見ている」
「戦いを」
「そして指示を出させてもらっている」
真剣な顔での返事だった。
「安心してくれ」
「わかったよ、それじゃあ」
「任せてくれ」
「まあ今は別に特に動く必要はないな」
霊幻も言ってきた。
「このまま戦っていけばな」
「それでいいか」
「ああ、しかしな」
「しかし?」
「何時変わるかわからないからな」
霊幻はここで顔を真剣なものにさせて言った。
「気をつけていくな」
「お願いします」
「じゃあ君は前線に戻れ」
霊幻は美親に告げた。
「もう三日目に入るからな」
「これからもですね」
「しっかり戦ってくれよ」
「そうさせてもらいます」
「では行きましょう」
アテナも言ってきた。
「戦いの場に」
「うん、二人でね」
美親はアテナに確かな声と顔で応えた、そうしてだった。
戦士達は激しい戦いを続けた、その中で三日目の戦いを続けていた。その中でロズワールの館にいるベアトリスは言った。
「敵は相変わらずね」
「攻め方が変わらないんだね」
「ええ、数ばかりよ」
犬屋敷に対して答えた。
「それだけでね」
「戦術も何もないからだね」
「正直辛い戦いだけれど」
このことは事実でもというのだ。
「それでもね」
「戦えるね」
「ええ」
実際にというのだ。
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