こーひーぶれいく そのよん
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キであるが、
2
「ん、なに会?」
カズミは片耳に手を当て、眉間にしわを寄せた顔をぐっとアサキへと近付けながら、再び尋ねる。
「いや、だから、写生だって」
ちょっと声を大きくしていい直す。
周囲そんなうるさくもないのになあ。と、ぼそっといいながら。
3
「なんの、会だって? はっきり! 大きく!」
「写生……」
ちょっと不審げにもう一回いい直すアサキであるが、
はっ!
顔がカーーーーッと真っ赤になっていた。
「もっと大きな声で! はいっ、なに会?」
4
「飛んでけーーーっ! 巨大パアアアアーーーーーンチ!」
ズガドオーーーーーン!
魔法で超でっかくなったアサキの右拳がアッパー気味に炸裂して、カズミの身体はくるくる回りながら、遥か彼方までふっ飛んで行った。
きらーん
と輝く一番星が一つ。
こんなオチでもいい会?
― 完 ―
大ぼけガールズ カズミあんどアサキ よーん
【四コマ漫画風小説 大ぼけガールズ カズミあんどアサキ よーん】
1
体育館と校舎を繋ぐ通路を、白シャツと青い短パン姿で歩いているアサキとカズミ。
「お前、バスケの授業はイキイキするよなあ」
さすがのあたしもまったくかなわん。と、ほっぺをつつくカズミ。
「えへへえ」
アサキ、頭を掻いて照れ笑い。
「つか男子ども紅組の応援ばっかりしてたろーっ」
「いやあ同程度だったよお」
2
「ん、なに程度だったって?」
聞き返すカズミ。
「同程度」
答えるアサキ。
3
「ん、えっ、なに程度?」
にやーって笑いながら、手を当てた片耳をぐいーっと近寄せるカズミ。
「だからっ、どうて……」
アサキの頬が、ピクリ引きつった。
4
「巨大パアアアンチ!」
悪い子にはお仕置きだーーーーーっ!
どっごーーーーーーーーーんっ!
と、またまた巨大な拳がカズミの身体を吹き飛ばした。
遥か上空、太陽の下を、くるくる回りながらカズミは叫ぶ。
「最近あたしの方が殴られるううううううぅぅぅぅぅぅ!」
まあそりゃそうだ。
きらーん。
というわけで、今回はとうとうカズミさんが、お空のお星になったのです。昼だけど。
お し ま い
大ぼけガールズ カズミあんどアサキ ごーーーっ
【四コマ漫画風小説 大ぼけガールズ カズミあんどアサキ ごーーーっ】
1
手賀ひかり
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