こーひーぶれいく そのよん
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2
「ぎふっ!」
痛そうなトゲトゲ文字の悲鳴。
作業着姿の男性が数人で運んでいる看板の先端が、アサキの脇腹に、ずんっと激しくめり込んだのだ。
3
「ど、どうもすみませ、うわあっ!」
作業員の男性が、顔面からぶっ倒れているアサキへ謝罪の声を掛けようとするが、
その、ぶっ倒れているアサキの背中の上を、犬の群れがワンワン吠えながらドドドドドドドと通り過ぎて行った。
男性たちもカズミも、ぽっかーん、唖然としてしまっている。
4
「カズミちゃん酷いやああああああ!」
ズタボロ雑巾、それどころか、犬にスカート引っ掛けられて持ってかれて、とてつもなく恥ずかし姿のアサキ。道路にぺたーんと座って、大粒涙をボロボロこぼしてウエウエ泣いている。
「つうかお前こそなんなんだーーっ!」
あたしが悪いのかよお!
― 完 ―
占い屋さんの屋のあさきさん
【四コマ漫画風小説 占い屋さんの屋のあさきさん】
1
制服姿の、カズミとアサキ。
アサキの制服は裂けて汚れてズタボロになっており、しかも下半身はジャージである。
「よ、よおし、今度はっ、わたしが占っちゃうからねーーっ」
逆転の発想だあ!
アサキは、泣き腫らしてクマの出来た顔を歪め、にやりと笑みを浮かべた。片手には、占いページを開いた雑誌を持ってる。
その視線を受け、青ざめた表情でじりじり後ずさるカズミ。
「や、やめろ、よせっ、あたしが悪かったっ! どこが悪いのかは分からんけど分かったからっ、謝るから!」
2
「嫌だよおだ。えーっとお、確かカズミちゃんの星座はあ……はうっ!」
ぞどっ!
と、ギザトゲ文字の凄い音がして、アサキのお腹に集中線ド直球で、なにかが深々とめり込んでいた。
野球のボールである。
3
「ぎゃっ!」
という絶叫に、脚立で作業していたおじさんが、
「うわっ!」
驚いてバケツを落として、アサキの頭にペンキがドバーッ! バケツがガン!
4
「カズミちゃん酷いやあああああ!」
「知るかーーーっ!」
お前の運だろっ!
地面にぺたーんと座り込んで、うえっ、うえっ、と大泣きしているアサキ。
頭にはタンコブ、全身はペンキまみれ。
なぜかジャージのズボンが膝まで降りてパンツ丸出しになっており、そのみっともなさがなんとも憐れみを誘うのであった。
― 完 ―
はじめてみんなでカラオケに来てみましたあ
1
カラオケ部屋のソファに座っているアサキ、治奈、応芽、正香、成葉。
ズン
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