暁 〜小説投稿サイト〜
魔法使い×あさき☆彡
こーひーぶれいく そのよん
[4/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
魔法使いのあさきさん SUN!!

【四コマ漫画風小説 魔法使いのあさきさん SUN(さん)!!】


     1
 朝、登校時間帯の校舎内である。
 下駄箱の前で、アサキと治奈が靴を脱いでいる。

「中間テスト、一夜漬けのヤマが当たるか緊張するのう」
「わたし、緊張すると痩せちゃうんだあ」

 ははっと笑いながらアサキが下駄箱を開けると、はらり封筒が落ちた。

     2
「なんだろう」

 拾って見るとピンクの封筒、ハートのシールで封がされている。

「えーっ、アサキちゃんにラブレター?」

 男の子? ピンクだし女の子? うわあ!
 嬉し恥ずかし興味津々な表情で封筒を覗き込む治奈。
 
「ヒェーーーーーーーッ!」

 怪鳥のような、アサキの叫び声。

     3
「ラ、ラ、ラ、ラブッ、ラブ、ラブッ……」

 あはああああああああっ
 ガタガタガタガタ
 ガタガタガタガタ

 アサキが、青ざめた顔で激しく震えている。

 一瞬にして干し柿のようにガリガリに痩せて、上着がずるり、片方の肩が大きく露出、それどころかすとーんとスカートが足元に落ちてパンツ丸見えになってしまい、周囲の男子生徒たちが、ぎょぎょっと驚いている。

「アサキちゃんっスカートうあああああああパンツう!」

 さらにパンツまで落ちそうになるところを、治奈が大慌てで掴み引っ張り上げる。

 などとなんだか大騒ぎになっているところへ、

「あーーーっ」

 たたたたっ
 廊下側から、女子生徒が走り寄って来た。

     4
「ごめんね。入れるとこ間違っちゃったあ」

 女子生徒はテヘペロ顔で振り返りながら、封筒を両手に、ケンタくーんなどといいながら去って行く。

 残った二人。
 ミイラみたく痩せたパンツ丸出しのアサキと、そのパンツを食い込まんばかりぎゅぎゅーーっと掴み上げている治奈。
 しかもきっかけがきっかけ。あまりの恥ずかしさに二人は青ざめた顔で硬直したまま、ぶるぶるがたがた身体を震わせるのだった。

     ― 完 ―





占い屋さんの屋のかずみさん 惨

【四コマ漫画風小説 占い屋さんの屋のかずみさん (さん)

     1
 学校の制服姿のアサキとカズミが、街を歩いている。
 カズミは雑誌を開いて持っており、星座占いと書かれている。

「そういやアサキって何座だっけ? この前聞いたけど忘れちゃった」

 笑顔で尋ねるカズミであるが、反対にアサキはびっくりドッキリ、

「やあーーーっ! カズミちゃんは占いの話をしちゃダメーーーーーッ!」

 必死な形相で、掴み掛からんばかりカズミへと迫った。

  
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ