こーひーぶれいく そのよん
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魔法使いのあさきさん SUN!!
【四コマ漫画風小説 魔法使いのあさきさん SUN!!】
1
朝、登校時間帯の校舎内である。
下駄箱の前で、アサキと治奈が靴を脱いでいる。
「中間テスト、一夜漬けのヤマが当たるか緊張するのう」
「わたし、緊張すると痩せちゃうんだあ」
ははっと笑いながらアサキが下駄箱を開けると、はらり封筒が落ちた。
2
「なんだろう」
拾って見るとピンクの封筒、ハートのシールで封がされている。
「えーっ、アサキちゃんにラブレター?」
男の子? ピンクだし女の子? うわあ!
嬉し恥ずかし興味津々な表情で封筒を覗き込む治奈。
「ヒェーーーーーーーッ!」
怪鳥のような、アサキの叫び声。
3
「ラ、ラ、ラ、ラブッ、ラブ、ラブッ……」
あはああああああああっ
ガタガタガタガタ
ガタガタガタガタ
アサキが、青ざめた顔で激しく震えている。
一瞬にして干し柿のようにガリガリに痩せて、上着がずるり、片方の肩が大きく露出、それどころかすとーんとスカートが足元に落ちてパンツ丸見えになってしまい、周囲の男子生徒たちが、ぎょぎょっと驚いている。
「アサキちゃんっスカートうあああああああパンツう!」
さらにパンツまで落ちそうになるところを、治奈が大慌てで掴み引っ張り上げる。
などとなんだか大騒ぎになっているところへ、
「あーーーっ」
たたたたっ
廊下側から、女子生徒が走り寄って来た。
4
「ごめんね。入れるとこ間違っちゃったあ」
女子生徒はテヘペロ顔で振り返りながら、封筒を両手に、ケンタくーんなどといいながら去って行く。
残った二人。
ミイラみたく痩せたパンツ丸出しのアサキと、そのパンツを食い込まんばかりぎゅぎゅーーっと掴み上げている治奈。
しかもきっかけがきっかけ。あまりの恥ずかしさに二人は青ざめた顔で硬直したまま、ぶるぶるがたがた身体を震わせるのだった。
― 完 ―
占い屋さんの屋のかずみさん 惨
【四コマ漫画風小説 占い屋さんの屋のかずみさん 惨】
1
学校の制服姿のアサキとカズミが、街を歩いている。
カズミは雑誌を開いて持っており、星座占いと書かれている。
「そういやアサキって何座だっけ? この前聞いたけど忘れちゃった」
笑顔で尋ねるカズミであるが、反対にアサキはびっくりドッキリ、
「やあーーーっ! カズミちゃんは占いの話をしちゃダメーーーーーッ!」
必死な形相で、掴み掛からんばかりカズミへと迫った。
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