第二章
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「よかったら」
「今回はテストだね」
「そうなるけれどいいかしら」
「いいよ、じゃあね」
「それで何時登るのかな」
「今度のお休みに」
その時にとだ、唯は順一に答えて順一も頷いた。そうして二人は交際のテストとして赤城山に登ることになったが。
その登山の日二人は赤城山の最寄りの駅で待ち合わせた、順一は動きやすい恰好で来たが唯はというと。
靴も帽子も登山用だった、リュックも背負っていて手袋までしていた。順一は唯のその恰好を見て言った。
「本格的だね」
「うん、山に登っているとね」
「そうなるんだ」
「先輩からアドバイスを受けて」
それでというのだ。
「私も買い揃えたの」
「そうなんだ」
「箱崎君は普通の恰好ね」
「駄目かな」
「赤城山位だと」
順一の今の恰好を見て話した。
「それ位でね」
「大丈夫だね」
「ええ」
順一に微笑んで答えた。
「いいわ」
「それはよかったよ、じゃあ」
「今から登りましょう」
「目指すは頂上だね」
「何かあったら」
「疲れたりしたらかな」
「言ってね、それにコンビニで飲みものも買っておきましょう」
そのコンビニを見ての言葉だ。
「やっぱり推分補給は絶対だから」
「山登りもスポーツだし」
「塩分もね」
こちらの補給もというのだ。
「忘れないで」
「それでだね」
「行きましょう」
「一応どっちも持ってきたよ」
順一は唯の話を聞き終えて述べた。
「行く時にコンビニでコンビニ弁当とお茶はね」
「買ったの」
「けれどそれでもなんだ」
「推分は余分に持って行った方がいいから」
「それでだね」
「多分だけれど五〇〇のペットボトル一本よね」
そのお茶はとだ、唯は順一に尋ねた。
「そうよね」
「そうだけれど」
「じゃあ念の為にもう一本ね」
「お茶買うんだ」
「それと塩分補給の飴もね」
これもというのだ。
「買ってね」
「塩分もなんだ」
「そう、ちゃんと補給しないと」
そうしなければというのだ。
「駄目なの」
「そこまでは僕は」
「気をつけてね、汗かくでしょ」
「だから水分だけじゃなくて」
「汗は水分も塩分も身体から出すから」
それ故にというのだ。
「塩分もね」
「気をつけてだね」
「それでね」
そのうえでというのだ。
「山登らないとね」
「よくないんだ」
「そう、じゃあ行きましょう」
コンビニで買うべきものを買ってというのだ、そして実際に唯はコンビニでお茶をさらに買って塩飴も買ってだった。
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