第一章
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らっしゃい」
「ああ、剣道着かそれ」
「そう」
その通りという返事だった。
「今の服は」
「そうなんだな、けれどな」
「私は茶道部だから」
「剣道着なんてな」
「中に入ればわかる」
「若しかしてな」
光弘ははっとして美里に言った。
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