第二章
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「お前何時の間に」
「高校の時からだよ」
「そうだったのか」
「そうだよ、言ってなかったけれどな」
「お前もそんな娘がいるんだな」
「ああ、ある程度の仲になったらな」
「俺達にも紹介するつもりか」
父は息子のその目を見て問うた。
「そうするか」
「そのつもりだからな」
それでというのだ。
「楽しみにしておいてくれよ」
「わかった、じゃあな」
「ちょっと彼女と一緒に行って来るな」
ペットショップなりホームセンターに行ってとだ、こう言ってだった。
洋介は実際に彼女である森崎友美と共にペットショップに入った、そこで長い髪の毛を茶色にした睫毛の長い切れ長の目の一五四センチ位の背の艶っぽい唇でスタイルがよくジーンズとラフなシャツとブルゾンを着ている彼女に言った。
「じゃあ今からな」
「お家のワンちゃんへのプレゼント買うのね」
「クリスマスのな」
友美にもこう言った。
「そうするんだよ」
「そうなのね、けれどね」
「けれど。何だよ」
「ワンちゃんふわりちゃんっていうのよね」
友美は洋介の愛犬の名前を言った。
「そうよね」
「ああ、保健所に捨てられてな」
「それでよね、ずっと大事に出来ないならね」
それならとだ、友美は怒った顔で言った。
「飼ったら駄目よ」
「最初は可愛がっていたのにな」
「赤ちゃん出来たら捨てたのね」
「邪険にしてな」
そうしてというのだ。
「酷いだろ」
「最低ね」
「俺達はそんなことしないからな」
「だからプレゼントも飼うのね」
「クリスマスのな」
それをというのだ。
「そうするな」
「それじゃあ一緒にね」
「そうしような」
二人でこう話してだった。
二人で犬用のおもちゃや道具を見ていった、美味しそうなドッグフードもだ。だがその多くがだった。
洋介はそういったものを見ながら友美に話した。
「大抵ふわりに買ってる種類だな」
「そうなの」
「おもちゃもな、時々ドッグフードとかミルクも」
そうしたものもというのだ。
「いいの食わせてやってるしな」
「本当に大事にしてるのね」
「ああ」
それでというのだ。
「おもちゃにしてもな」
「そうなのね」
「正直何がいいか」
このことはというと。
「迷うな」
「そうなの」
「けれど買ってやってな」
そうしてというのだ。
「ふわりを喜ばせたいしな」
「家族だからよね」
「ああ、だからな」
それ故にというのだ。
「探すな」
「このままね」
「絶対に買ってやるさ」
クリスマスプレゼントにするそれをというのだ、こう言ってだった。
洋介はお店の中を友美と共に見て回った、そうして。
その中であるものを見付けてこう言った。
「これがいいな」
「それに
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