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Fate/WizarDragonknight
捕食者たち
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 爆発。
 病院の外まで転がったウィザードは、上に覆いかぶさったゾウムシの怪物の攻撃をソードガンで防ぐ。その背後から、青いサーヴァントの蹴りが、その脳天に炸裂。

「_____」

 力が抜けたゾウムシを、ウィザードは蹴り飛ばした。ゴロゴロと転がった彼女へ、青いサーヴァントが追撃のために動く。

『ブレード ローディング』

 青いサーヴァントが、その腰のスイッチを押した。すると、その腕より刃が生えてくる(・・・・・)

「……」

 ウィザードは茫然とその刃を見下ろす。拘束具の下で肌を突き破って出てきたのであろうそれは、青いサーヴァント自身の血で真っ赤に染まっており、見ているだけで身の毛がよだつ。

「______」

 ゾウムシが立ち上がるよりも先に、青いサーヴァントが肉薄。腕の刃が、その右腕を斬り飛ばした。

「__________!」

 ゾウムシの断末魔の悲鳴。それを塗りつぶすように、ウィザードはソードガンを起動。

『ハリケーン スラッシュストライク』

 緑の竜巻が、剣先に発生。振ると同時に、緑の渦巻きがゾウムシをぐんぐん突き上げていく。

「はあああああ……」
「ヴヴヴヴヴヴ……」

 ウィザードと青いサーヴァントが腰を低くする。そして、同時にジャンプ。竜巻の中のゾウムシの怪物が、二人の刃の交差点。

「ぎゃあああああああああ!」

 人間のような悲鳴が、ウィザードの鼓膜を震わせる。
 着地したウィザードと青いサーヴァントの背後には、上下に分かれたゾウムシの体が落下した。

「……」

 青いサーヴァントは、次にウィザードに狙いを定めていた。

「お、おい!」
「あああああああああああ!」

 理性のない獣は、その刃でウィザードを切り裂こうとする。ウィザードはソードガンで受け流しながら訴える。

「おい! やめろ!」
「あああああああああああ!」

 青いサーヴァントの腕を反らし、肉薄する。

「おい、今は争ってる場合じゃないだろ! このままじゃ……」
「あああああああ!」

 敵は会話に応じない。連続する攻撃に、ウィザードは防戦一方になった。それは、二人の足元に友奈が転がってくるまで続いた。

「友奈ちゃん?」
「二人とも伏せて!」

 起き上がった彼女の言葉に、ウィザードは姿勢を低くする。同時に、頭上を通過した黒い弾丸が、突っ立っていた青いサーヴァントに炸裂する。

「ぐあっ!」

 転がった青いサーヴァントは、逃げ遅れた少女の前に投げ出された。

「っ!」

 起き上がった青いサーヴァントの姿を見て怯える少女。さらに、象の怪物がその鼻より無数の弾丸を発射した。

「いけない!」

 ウィザード
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