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夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
ポッキーゲーム(ヘタグレ)
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…しょ、ぅ? あ、ふっ……?」
「ん………ぷぁ」
チョコがなくなり、クッキーの部分がふやけきったところで響はようやく口を離す。
その際、2人の唾液でふやけたクッキーは響がお腹に収めた。
「はぁ……っ……! 落ち着いた、ひび、んぐッ?!」
「うるはい……ん……ふ、んっ……? まら、する、から?」
翔が口を開くが、喋らせまいと2本目のポッキーを口に捩じ込む響。
今度は一口で半分以上咀嚼し、そのまま翔の唇に食いつく。
ポッキーを咥えたままの唇を舌でなぞり、溶けたチョコを紅を引くように唇に塗り込む。
「う……ふ……ッ」
「はぁ……ん? 甘い、しょーの、くちびる……はぁ?」
甘くなった唇を舌で擦り、甘さがなくなると、その柔らかな感触を楽しむ。
上唇、下唇と、交互に何度も食むように味わう。
唇を動かすと、それに合わせるかの様に響の身体がぴくっ……ぴくっ……と震える。
その反応があまり可愛らしく、翔はついに我慢が出来なくなった。
「ん……むっ……ちゅ、ふ……ッ」
「?! 〜〜っ? ん、ん〜っ? ひょ、ぅあ……!は、や、んんっ?」
うってかわり、翔の舌が響の口の中に滑り込んでくる。
舌を絡め取られ、吸われ、口内を舐られる度に響は身体を震わせてくぐもった甘い声が漏れ出る。
声だけでなく、唾液も唇の端から垂れ落ちてポタポタと床や2人の服を汚す。
(う……ああっ……? ぬちゃぬちゃ……くちゅくちゅ……やらしー音が、頭に響く……っ? 翔に舌、ちゅーちゅー吸われて……んん? きもちぃ……頭、痺れて……ん、うぅ?)
スイッチが入った翔に戸惑っていた響だが、激しくねっとりとした口付けに身体が熱を持ち始め、瞳を蕩けさせ、思考が桃色に霞んで行く。
体温が高まるのに比例するように、膝が震え、立っているのが辛くなる。
(あ、ん……あああ? 腰、抜けちゃ……うぅ?)
「ん……ひびきしゃん、掴まっへ……ッ」
「ひぅ、ん? う、ぅん? ん、ふ……ん、にゃあ?」
膝が落ちそうな響に気付き、キスをしたまま、自分にしがみつくように言う翔。
言われるがまま、両手で翔の身体に縋り付く。
翔も響の腰を抱き、後頭部に手を添える。
「ひび、き、さん……ッ……ん、ふ……」
「はむ……ちゅ、んむッ? しょー……わらひの、しょう? わたひの……誰にも、渡さにゃいっ? 好き? しょー、好き?」
「ッ……う、ん……はぁ……僕も、好き……好きだよ、ひびき、さん」
「っ? へ、あ……ひゃ、うぅ? んみゃ、ああ?」
さらに激しく口内を愛でられ、響の腰が完全に抜けてしまう。
それだけでなく、身体の熱が一点に集中し始めた。
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