暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
ポッキーゲーム(ヘタグレ)
[1/5]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
2人でポッキーゲーム……?
「響さん、ポッキーゲームしない?」
「…………突然どうしたの?」
翔からの脈絡のない提案に首を傾げる響。
彼の口からこの手のパーティゲームを提案されるのは意外だった。
「うん。ふと昔、姉さんとやった事を思い出してさ」
「ふー、ん?……………………………………は?」
姉さん?翼さん?と、ポッキー、ゲーム?
いやいやいや待て待て待て落ち着こう立花響。
意外とズレてるこの姉弟の事だ。
大方、ポッキーを剣に見立ててチャンバラでも───
「端っこと端っこを咥えて、お互いに食べていくゲームだよね?」
しかし、翔の返答は予想外なモノだった。
「……………そう、だけど」
「姉さんが相手とはいえ、恥ずかしかったなぁ」
「………………………………………………ふぅん」
当時を思い出し、顔を赤くして頬を?く翔。
なんだか面白くない、響は眉間に皺を寄せた。
「…………ねえ、翔は、さ」
「なに、響さ、ん?!」
響は翔に近付き、その懐にスルリと入り込み、抱き着く。
突然の抱擁と、響の体温に戸惑う翔。
「最後(キス)まで……したの?」
「さ、さいご?…………えと、う、うん。最後(折れる)までした、よ?」
翔の答えに「そう」と頷くとポッキーを手に取り、素早く封を切る。
「えと、どうしたの? 響さ、むぐッ?!」
取り出したポッキーを喋ってる翔の口に押し込んだ。
そのまま翔を見上げ、反対側からサクサクと食べ進む響。
「ひょ、ひょっとひびきひゃん! いきなり……!?」
ここでようやく、響の様子がおかしい事に気が付く翔。
「……………むー」
赤い顔で、不満げな顔をする響。
ワケが分からずに困惑する翔。
だが、響が求めてるモノは理解出来た。
「……ひびき、しゃん」
「ポッキー、離しゃにゃいでよ…………ん」
「…………うん」
響はそのまま残りのポッキーを咀嚼し、最速で、最短で、まっすぐ、一直線に突き進む。
やがて──────
「んッ……」
「ふ………」
2人の唇が重なる。
響はさらに、翔の口に舌を捩じ込む。
口内を舐り、深く貪る様な口付けを交わす。
「ひょう……ひょ、っ? ん、ちゅ、ふ、ぅ?! ふっ、んんッ?」
「ん……ふッ……ちゅ……ん、ぅ……」
響の舌を受け入れ、響のしたいようにさせる翔。
口の中に残るポッキーを、響の舌と一緒に舐め回す。
ちゅぱ……にちゃ……くちゅ……といやらしい音が頭に響き、チョコと互いの唾液が混じり合い、舌が痺れるような甘さが脳を刺激する。
「んんっ……ふみゃ…
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ