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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
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葉植物の陰に隠れステンノを睨みつける刑部姫
スケッチブックにステンノを描いていく北斎。

あっという間にこの場は混沌となった。

「考え過ぎってなんだ?」
「カマホモ野郎の結婚の話についていけなくなった。」
「素直におめでとうと言えばいいだろ。」
「素直に言えねーよなんだよ北斎が夫であいつが嫁って。」
「めでたいだろ。」
(こいつもだめだ…やっぱ俺がおかしいのか…?)

肩を落としながら探偵はお品書きを手に取った。

「結婚って?」

陸が聞いてくる。
もうなんかめんどくさくて答えたくない探偵。

「舞とおれの結婚式サ。恰幅のいい兄さんも参加するかい?」
「え!?俺なんかが?」
「人数は多い方がイイってナ。マイもそう言ってた。」

そうやって陸もまた巻き込まれていく。

「あら、結婚式?」
「そこの女神様もどうだい?女神様が結婚式に参加するってんなら縁起がイイってもんサ!」
「いいけど、ところで描くなら許可を取ってからにして頂戴?」
「おっとすまねぇ。」

こうしてステンノも、陸も結婚式に参加させられていく。

誰が見てーんだよあんなやつの花嫁姿なんかよ…。
と思いながらため息をつく探偵。

「俺も武蔵も強制参加だ。逃げられないし諦めろ誠。」
「お前も参加させられてんのかよ。」

とは言ってもこの結婚式、
折角のめでたいことなので町のみんな強制参加ということになっている。
なので町全体がお祭り騒ぎになっており、何やら落ち着かない雰囲気となっていた。

ちなみに結婚式は明後日。
町のみんなは総出で準備をしている。

「…やるしかねーのな。」

そんな空気に呑まれ、探偵もまたしょうがないかと諦めムードに入りつつ参加を渋々了承するのであった。



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