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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
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嫌がらせらしいな。
北斎と会えてカマホモ野郎が嬉しいとかどうよりあのデブの思惑通りにならなかったことの方が喜びが大きいわ。
「…あれ誰だ?」
そう思っていると、誰かがこちらに駆け寄ってくるのが見えた。
3人くらいでカマホモ野郎もそれに気付くと笑顔で手を振り始めた。
「こんにちは!舞さん!」
「アビー!ユゥユゥにゴッホちゃんも!皆来てくれたんだね!」
なんか凄まじいメンツ来たんだけど…。
「まーちゃんすごくない?みんなアレフォーリナーだよ?」
「頭おかしいのも納得だな…。」
と、やつのところにやってきたフォーリナーのサーヴァント達。
彼女達は一体どこから来たのか?
「みーんな、この世界のさあばんとじゃねぇヨ。」
「あ、そうなんだ。」
「夢を通して仲良くなったマイの友達サ。結婚するって報告したらみんな慌てて現実に来たわけだ。」
え、なに?夢を通して?
あいつ何者なの?
「舞さんがお栄さんと結婚するなんて驚いたわ!急いでお祝いの準備をしないと!」
「はい!ユゥユゥも嬉しくて嬉しくて!やはりここは余興として最高の琵琶と舞をですね!」
「ゴッホも…嬉しいです。おめでとうございますお兄様…ささやかですがこれを…。」
そういい奴はゴッホを名乗るサーヴァントから一輪の向日葵を貰う。
アビゲイルに楊貴妃にゴッホ…。
こいつ何したの?前世で死ぬほど徳でも積んだ?
しかもゴッホ、こいつのこと"お兄様"って呼んだよね?
何したのマジで。
「マイはふぉーりなーにモテるからナ。まったく罪な男の娘ってやつサ。」
そんな光景を呆れながら見る北斎。
向日葵を受け取り笑顔を浮かべゴッホの頭を撫でる舞。
じゃあ一緒にパンケーキを食べましょうと腕を引っ張るアビゲイル。
ダメです!マイマイはこれから私が綺麗におめかししてあげるんですぅ!と反対方向に腕を引っ張る楊貴妃。
それを見てあわあわおろおろするゴッホ。
「…狂いそう」(静かなる怒り)
「確かに舞さんモテモテだね。」
いやモテすぎだろ。
なんだよフォーリナーにモテるって。
なんだよ罪な男の娘って
なんだよお兄様って…。
「…。」
「え!?まーちゃんどこ行くの!?」
「大和んとこ行って飯奢ってもらう。あ、ステンノ様帰って来たら近くの定食屋行きましたっつっといて。」
「やだ!!あの人姫のこと嫌いだもん!!ねぇ待ってよまーちゃん!!」
脳の処理がオーバーロード起こして腹減ったから飯食いに行こ。
「まーちゃん!待ってよ!」
…。
そうして、俺もおっきーもいなくなったところ、
「…いないわね。荷物を持ってもらおうと思ったのだけれど。」
ステンノ様がご帰還なさった。
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