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夢幻水滸伝
第百七十九話 星達の集結その十三

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「絶対に」
「まあな、似非ってのは何処でもおるな」
「どの世界にもですよね」
 麻友も言ってきた。
「本当に」
「ああ、ああした奴はわかりやすいっていうかな」
 幸田は今はもんじゃ焼きを食べている麻友に話した。
「よお見たらな」
「似非ってわかりますね」
「ええ様なことを言うててな」
 それがというのだ。
「その実は胡散臭い野心の塊のカルトと同じ主張とかな」
「ありますね」
「そやからな」
 それでというのだ。
「よお見て聞くことやな」
「人の言うことはですね」
「マスコミでもな」
「マスコミでも最近は」
 どうかとだ、ここで言ったのは織田だった。いか焼きを食べつつ言っている。
「というか昔から」
「おかしなの多いしな」
「そうですね」
「あからさまに北朝鮮とつながってたりな」
 その究極の独裁国家とだ。
「変なカルトとつながってるとかな」
「ありますね」
「特にな」
「特に?」
「日本の場合はタブロイドはな」
「日刊とか夕刊は」
「間違っても読んだらあかん」 
 絶対にとだ、中里は今度はいか玉を食べながら織田に話した。
「読んだら悪い意味でアホになる」
「いい意味ではないですね」
「いい意味でのアホもあるからな」
「合う方ですね」
「そや、天理教ではそう教えてるらしい」
「それはいいですね」
「そやけどな」
 中里は顔を曇らせて話した。
「タブロイドの場合はな」
「悪い意味で、ですね」
「碌でもないこと言うててな」
「それで、ですね」
「信じたらな」
 それこそというのだ。
「ほんまにや」
「悪い意味でアホになりますか」
「どっちもレベル的には北朝鮮の機関誌や」
「あの国ですか」
「ほんまにそんなんやからな」
 それでというのだ。
「読んだらあかんわ、日刊は実際北朝鮮好きやしな」
「まさにその国を」
「夕刊は巨人のあのオーナーを崇拝してる」
「ああ、それですと」
 織田は中里のその話を聞いて頷いて述べた。
「実際に」
「読んだらあかんやろ」
「どっちも読めば悪影響を受けますね」
「読んでアホになるってのでは週刊金何とかと同じレベルや」
「あの雑誌ですか」
「まあタブロイドは元々品は捨ててるが」
 それが売りでもある、人には猥雑さも必要と言うことか。
「しかしや」
「品だけでなく人間性もですね」
「捨ててる連中が書いてるからな」
 だからだというのだ。
「ほんまにな」
「酷いものがありますか」
「品性も人間性も魂も恥も捨ててる」
「それはもう」
「人間の屑や」
 そうしたものを全部捨てればというのだ。
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