第五百九十話 凶悪犯だった警官達その十一
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「悪役のね」
「定番なんだ」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「やたら出ているけれど」
「美形悪役なんだ」
「連合の人って卑劣で残忍な極悪人として出てばかりだけれど」
それでもというのだ。
「理事長さんはね」
「例外的にだね」
「大抵は正々堂々としたね」
「美形悪役なんだ」
「それももう悪のトップでね」
「堂々とした」
「そんな風に出ているよ、エウロパから見た連合も本やサイトで紹介されているけれど」
連合ではそうした本やサイトが実際にあるのだ、多くの場合は面白おかしく書かれていてイラストもだ。
「そこを読んだり閲覧するとね」
「わかるんだね」
「そうだよ」
こう話した、そして。
ジョルジュはジミーにこう言った。
「流石にうちの理事長さんはね」
「実際に凄い美形だからね」
「まさに貴公子っていう位の」
「そうした人だからだね」
「流石のエウロパも」
彼等もというのだ。
「あの人は美形だって認めてるみたいだよ」
「流石にだね」
「連合の人間は凄く醜く描くけれどね」
「漫画とかアニメでね」
「実際の人と顔が違うまでね」
そこまでデフォルメしてというのだ。
「描くけれど」
「理事長さんは」
「そう、美形で有能でね」
「悪の総帥だね」
「もうエウロパ侵略を企む連合軍のトップで」
「実際に国防長官だしね」
即ち連合軍を統括する職務にある。
「だからだね」
「その立場からね」
「色々謀略を企んだりだね」
「するんだ」
「特撮の悪の組織の首領さん?」
「まさにそんなポジションだよ」
エウロパで描かれる八条はそうだというのだ。
「しかも特撮の組織って結構変な作戦立てるね」
「ああ、どうもね」
ジミーもこのことについては言った。
「独創的な珍作戦多いね」
「そういうのがなくてね」
「凄い作戦ばかり立てるんだ」
「まさに強大な敵としてね」
「出て来るんだね」
「あちらではね」
エウロパではというのだ。
「そうなんだ」
「そうなんだね」
「それだけ凄いってことだろうね、理事長さん」
「能力があるのは確かだしね」
「政治家としてね」
連合でも評価は高い、政策も識見も事務処理能力も人材登用と使い方も全て見事だと言われているのだ。
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