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夢幻水滸伝
第百七十八話 派手な面々その九
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「実際に」
「そうですね」
「大事なんは問題を解決する」
「そうですさかい」
「そこはほんまやな」
「はい、あたいはそうした考えです」
「成程な」
「ベッシーとそこは似てるかも知れません」
 彼女と、というのだ。
「同じクラスの」
「自分はあの娘と同じクラスか」
「そうです、商業科の一年D組です」
 クラスはそこだというのだ。
「それで部活はティータイム部です」
「あそこか」
「あそこでいつもお茶飲んでます」
「それでさっきコーヒーも言うたか」
「コーヒーも飲めますから」
 ティータイム部ではというのだ。
「そうですさかい」
「そういうことか」
「お茶を飲みながらイギリスの歴史や作法も学ぶ部活です」
「そうやねんな」
「面白いですよ、何かと」
「そういえばマロリーも言うてたな」 
 中里はイギリスの星の者である彼のことをここで思い出した、イギリスというとやはり彼であるからだ。
「イギリスも何かとな」
「作法がある国ですね」
「そやな」
「それでその部活で」
「そういうことやな」
「イギリスは紅茶とティーセットは美味しいですし」
 ファラはこうも言った。
「楽しいですよ」
「そうやねんな」
「はい、ほんまに」
「あの、いいでしょうか」
 アマードは一九〇ある、体格も筋骨隆々としている。黒い肌で穏やかな顔と目で黒髪は短くしている。目の光も優しく水着は黒のトランクスタイプだ。
「僕のことも」
「ああ、何や」
「僕は農業科の一年E組で」
 クラスはそこでというのだ。
「いつも田中君とです」
「仲良くしてるか」
「バディも組んでます」
「着は優しくて力持ち同士でやな」
「そうやと嬉しいです。部活は相撲部で」
「そこか」
「先生や先輩にいつも勿体ない言葉をかけてもらっています」
 恐縮した感じでの言葉だった。
「嬉しいことに」
「この子実は文武両道の優等生らしいで」
 ここで芥川が言ってきた。
「農業科でトップクラスの成績でな」
「力もやな」
「相当なものでな」
「かなりのもんか」
「そうらしいで」
「僕はとても」
「恐縮はええわ、まあこれで全員の自己紹介は聞いたわ」 
 中里はアマードに応えつつ笑って述べた。
「無事な」
「それでやな」
 芥川がまた応えた。
「次は」
「あと日本組の部活の話を聞きたいけどな」
 それでもというのだ。
「もうあらかた聞いたし」
「今度は全員集合やな」
「そや、プールで一番広いな」
「ホールの前に集まってやな」
「それでな」
 そのうえでというのだ。
「飲み食いしつつ親睦を深めような」
「こっちの世界でもやな」
「ああ、そうしよな」
「今からやな」
「そうしよな」
「ほな色々食べものと
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