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夢幻水滸伝
第百七十八話 派手な面々その八

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「あいつはな」
「ちょっと、ですか」
「あの四人組はな」
「ええ娘ですよ、明るくて人が困ってるとすぐに助けてくれる」
「性格はええか」
「そうですが」
 紗枝、彼女はというのだ。
「僕は一年E組ですが」
「あいつと同じクラスでか」
「いつも見てますけど」
「ええ奴やねんな」
「はい」
 実際にというのだ。
「そうです」
「そやねんな」
「はい、しかし僕もそんな先生は」
「会うてへんか」
「ギャングみたいなのにな。部活は科学部ですが」
「そっちでもやな」
「顧問の先生も普通の人ですから」
「それは幸せですか」
 ガブリエラも言ってきた、黒髪は長く端のところが巻いている。目は黒く大きなもので睫毛が長い。肌の色は褐色がかかった肌色で一五六位の背で胸が目立つっている。水着は白地でピンクの花柄のビキニだ。
「おかしな先生に出会ってへんことは」
「暴力受けて振るった奴がお咎めなしってないやろ」
「はい、確かに」
「普通剣道では竹刀蹴飛ばすとか論外やが」 
 それだけで剣道をする資格がないと言える。
「何度も平気でそれやる教師が七段になれるんや」
「学校の先生ならですか」
「お巡りさんも剣道よおやってるが」
「お巡りさんがそれするとですね」
「即刻上司に怒鳴りつけられてや」
 そうされてというのだ。
「その話が知れ渡ってな」
「段にも響きますか」
「けどそれがや」
「学校の先生やとですか」
「ばれへんしばれてもな」
「お咎めなしですか」
「そうや」
「ほんまやりたい放題ですね」
 ガブリエラもその話を聞いて眉を曇らせた。
「日本の学校の先生は」
「残念ながらな」
「何処でもそうしたお話はありますね」
「それでそうしたところをな」
「何とかしていくべきですね」
「その通りや」
 中里はガブリエラに答えた。
「ほんまにな」
「色々な手段で」
 ファラは見事な褐色の肌で腰のところで切り揃えた黒髪である、背は一五七位で胸は大きく形がよく尻のそれも見事で脚も長い。はっきりした艶やかな感じの黒い目で水着はショッキングピンクの露出の多いワンピースである。
「そうしていくべきですね」
「色々なかいな」
「一気に大上段にしてもあかん感じなら」
 その時はというのだ。
「コーヒーに徐々に含める」
「毒をか」
「言うことを聞くお薬を」
「麻薬はあかんやろ」
「まあそれは例えで」
「とにかく徐々にか」
「そうしてくことも」
 それもというのだ。
「一つのやり方かと」
「そういうことか」
「はい、あっちの世界でも」
「正攻法だけやないか」
「回ってもです」
「ええか」
「時間をかけても」
「それはそやな」
 中里もファラのその言葉に頷いた。
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