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夢幻水滸伝
第百七十八話 派手な面々その六

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「桜とか菊とか」
「ああした花が日本か」
「あと桃とかも日本を感じます」
「そうなんやな」
「一度平安神宮に行った時に」
 京都のそこにというのだ。
「ほんまに色々なお花を見て」
「それでか」
「日本を感じました」
「あそこは和歌もあるしな」
「ええ勉強になりました」 
 こう中里に話した。
「アグアルーザともそう話しました、校外学習の時に」
「その時に行ってか」
「そうでした、僕のクラスは工業科の一年B組で」
 クラスはそこでというのだ。
「彼とは同じですから」
「そう話してんな」
「そうでした」
「成程な」
「桜ええですよね」
 イザベルは明るくいってきた、黒髪をショートにしていてはっきりした黒い目と薄い眉を持っている。背は一五七位でスポーティーなスタイルを赤の競泳水着で覆っている。スタイルが水着にはっきり出ている。
「ほんまに」
「あの花はまさにな」
「日本のお花ですね」
「そやな」
「あたしもそう思います、特にです」
「特に?」
「由香ちゃんがお花好きで」
「あのいい加減なか」
 由香と聞いてだ、中里はすぐにこう言った。
「四人組の一人やな」
「ええ娘ですよ、いつもミニーやライアともそう話してます」
「二人ともか」
「はい、同じ一年B組のもんとして」
「同じクラスか」
「四人共。それであたしも部活してますけど」
 イザベルはさらに話した。
「そっちは薙刀部です」
「薙刀やってるか」
「中学からやってまして」
 それでというのだ。
「今度二段取ろうって思ってます」
「二段か、頑張ってるな」
「はい、薙刀は強いですし」
「あれな、実際めっちゃ強いしな」
「そうですね」
「脛もあるから」
 そこも攻撃していいからだというのだ。
「リーチもあってな」
「強いですね」
「剣道の天敵や」
 自分がしているそれのとだ、中里は苦笑いで話した。
「ほんまに」
「そこまで強いですか」
「リーチがあって脛も攻撃出来るからな」
 それでというのだ。
「ほんまにな」
「薙刀は強いですか」
「そう思うわ」
 中里はこう言った、そして。
 ここで今度はシルビーナが言ってきた、黒い肌に大きな目と赤い小さな唇で眉は細く長く奇麗なカーブを描いている。黒髪はさらりとしたロングで一六五程の背で胸は大きくウエストは引き締まり尻の形もいい。水着はダークブルーの腰の左右が紐のビキニだ。
「あの、そんなに強いんでしたら」
「男も薙刀やな」
「やってええかと」
「それが昔から薙刀はな」
「女の人がするもんですか」
「日本ではそうなっててな」
 それでとだ、中里は話した。
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