第111話
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るぞ!!」
「イエス・サー!!」
対するザクセン鉄鉱山を守備している領邦軍と正規軍の部隊はそれぞれ士気を高めて進軍してくるプリネ達との戦闘を開始した。
〜同時刻・ザクセン鉄鉱山内・コントロールルーム〜
「容赦はしない―――電撃剣!!」
「て、敵襲だと……っ!?――――――ガハッ!?」
同じ頃天馬騎士達に移送されているリィン達よりも早くコントロールルームに部下の魔族達と共に降下し終えたベアトリースはコントロールルームに配置されている守備兵の一人を電撃を宿した連接剣で切り捨て
「お、応答せよ!応答せよ!こちらコントロールルーム!空から敵の別働隊がコントロールルームに―――――」
「走れ、雷――――瞬雷!!」
「ガフ……っ!?」
「う、うわああああああ……ッ!?」
「あ、あの灰色の船の紋章は”メンフィル帝国”……!」
「メ、メンフィル帝国軍の襲撃だ―――!逃げろ――――――ッ!!」
もう一人の守備兵が慌てた様子で通信機でどこかに通信しようとするとベアトリース同様既に部下の天使達と共に降下し終えていたルシエルが凄まじいスピードで魔力による雷を宿した双剣で一閃して絶命させ、一連の流れを見ていた鉱夫達は慌ててその場から逃げ始めた。鉱夫達が逃げ始めると同時にリィン達潜入部隊はイングリット率いる天馬騎士の部隊の移送によってレヴォリューションの甲板からコントロールルームに集結し始めていた。
「それではリィン様、私達は先行してリィン様達を阻むであろう敵達の露払いを開始する。」
その身に翼がある事からそのまま部下である魔族達と共にコントロールルームに降り立ったベアトリースはリィンに自分達が先行する事を伝えた。
「ああ。わかっているとは思うが、鉱山内にいると思われる鉱夫達に手を出さない事を徹底してくれ。」
「無論だ。非戦闘員を虐殺する等誇り高き”飛天魔”の”誇り”を穢す上、そもそも戦闘の意志もない者達を狩る”意義”もないのだからな。―――行くぞ!」
「おおっ!!」
そしてリィンの念押しに頷いたベアトリースは魔族達に号令をかけた後魔族達と共にその場から去った。
「フフ、あの”飛天魔”もそうだけど、魔族達も随分と変わっているね。人間どころか絶対に相容れない存在である”天使”と共闘しているなんて。」
「……少なくても”黒の杭”の魔物や魔族達と戦い続けてきたグラセスタからすれば、信じられない光景だろうな。――――――最も、並行世界とやらのユリーシャの”主”になったお前程ではないだろうが。」
ベアトリース達の様子を見つめながら呟いたフルーレティの言葉に続くように呟いたジェダルはリィンに視線を向け
「ハハ………誉め言葉として受け
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