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Fate/imMoral foreignerS
始まりから夏休みまで
復讐の炎と旭の輝きの話
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「共闘したんだから名前くらいは覚えておいて欲しいな!」

とりあえず止血をしてもらい、気休め程度だけどキルケーから治癒と痛覚遮断の魔術を施してもらった。
そして、僕ではないがもうひとつの問題が。

「ところで暮馬。お前はどうするんだ?」
「どうするって…。」

暮馬くんの隣に立っているのは巴御前。
戦いの最中に召喚したあのサーヴァントだ。

「いかが致しましょうか、マスター。」
「え、えーと…と、とりあえず家に帰るよ。巴御前の事は…うん。どう説明しようか…。」

僕は一人暮らし。そして友作くんも今は家に1人ということだからサーヴァントがいることには困らなかった。
けど、暮馬くんには家族がいる。
このまま連れて帰っても、家族達に巴御前のことは間違いなく聞かれるだろう。

「とりあえずなんとかしてみる。葛城も怪我治せよ。」
「うん。それに暮馬くん…。」
「?」
「ありがとう。最初から最後まで…頑張ってくれて。」

桐生を誘い込む時も、僕を守ろうとした時も、
サーヴァントがいない状態だったにも関わらず彼は身体をはって頑張ってくれた。
今回の作戦成功は、彼のおかげと言っても過言じゃない。

「まぁそうだな。俺からも礼を言う。それと召喚おめでとう。お前もFGOやってたなんてな。」

照れ臭そうな暮馬くん。
さて、そろそろ警察が来る時間だろう。
早急にここを去り、僕はまず病院に向かわなきゃ行けない。

そして、
この町を騒がせた連続殺人事件はこうして幕を閉じた。
明日からはいつも通りの日常へと戻る。いや、本当に平和な学生生活が送れる。

でもその前に僕は、腕を治すことに専念しよう。

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