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夢幻水滸伝
第百七十七話 ケバブを食べながらその十三
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「それで四百勝したな」
「そやで」
「あの人みたいにか」
「バランスよく沢山食べることがやで」
「健康の秘訣やな」
「皆の」
「金田さんだけやないか」
 中里は綾乃の言葉を受けて述べた。
「それは」
「あっちの世界でもやで」
「そやねんな」
「ジャンクフードばかり食べるとあかんで」
 シェリルも言ってきた。
「確かに美味しくて時々はええけど」
「それでもやな」
「やっぱり食べものはな」
「バランスよくたっぷりとやな」
「それがええわ」
「そうしたらいつも健康やな」
「それでずっとしっかり働ける」
 それも可能になるというのだ。
「人の身体はそうしたもんや」
「あっちの世界では種族に関係なくな」
「体格はそれぞれ違ってもな」
「食べるもんは変わらんしな」
「それでや」
「バランスよくやな」
「しっかりとや、それで食べたら」 
 シェリルは中里に笑って話した。
「胸も綾乃ちゃんみたいになるんや」
「成程な」
「そこで成程ちゃうし」
 綾乃は今の二人の言葉に難しい顔で述べた。
「何で最後はうちの胸の話になるんやろ」
「もうそれはしゃあないな」
「そやな」
 トウェインと施が述べた。
「綾乃ちゃんの場合は」
「特に今はな」
 こう言うのだった、そして羅とメルヴィルも言った。
「その胸やとな」
「やっぱり皆言うで」
「ほんまに九十ないか?」
「日本のグラドルの娘でもそこまでの娘そうそうおらんで」
「まあ触ったりしないからね」
 アレンカールはこのことは絶対と述べた。
「そこは安心してね」
「触ったら訴えるし」
 その場合はとだ、綾乃はアレンカールに返した。
「うちかて」
「そうよね」
「まあとにかく次の場所に行こう」
 リーはここでの話が一段落し次の場所に行く時が来たと見て声をかけた。
「そうしよう」
「次は中南米組やな」
 芥川はその次に行く場所のことを話した。
「これで最後や」
「ああ、星のモンといっても多いな」
 中里は中南米組のところに行くと聞いて芥川に話した。
「ほんまに」
「そやな、普通の学校の学年位はおるな」
「高校のな」
「少子化で一学年一クラスの学校かてあるしな」
「高校でもかいな」
「やっぱりあるわ、けど八条学園はちゃうからな」
 自分達が通っている学園はというのだ。
「よおさんの学科があってや」
「クラスも多いな」
「全学科合わせて五十はあるからな」
「クラスに四十人おってな」
「一学年二千人はおる」
「半分が海外からの留学生や」
「そうなってるからな」 
 そうした事情があってというのだ。
「人が多くてな」
「星のモンも多いんやな」
「何で星のモンが全員八条学園のモンかはわからんけどな」 
 
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