第百七十七話 ケバブを食べながらその八
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「それでもです」
「日本のアニメは凄いか」
「こうした露骨な時間稼ぎしていても」
「あの七つのボール集めるアニメやな」
「途中でバトルばかりになりましたね」
「もう露骨な時間稼ぎばかりになったわ」
そうした作品になったというのだ。
「ほんまにな」
「駄作ですね」
「原作もな」
「そうですね」
「まああの作品は置いておいてな」
駄作過ぎてというのだ。
「他の作品はな」
「名作も多いですね」
「ああ」
実際にというのだ。
「駄作は他にもあるけどな」
「それでもですね」
「名作も多いしな」
「それでそちらも学んでいます」
「そうやな」
「アニメはです」
ベッシーも言ってきた、背は一五四位で胸は結構ある。全体的に筋肉質と言っていい。黒髪を後ろでまとめていて黒い目は明るく大きめの口から白い歯が見えている。水着はライトブルーの肩紐のないビキニである。
「日本の偉大な文化の一つです」
「そこまでのもんか」
「漫画と並ぶ」
「そやねんな」
「はい、私もです」
「好きやなんな」
「そうです」
ベッシーは中里に微笑んで答えた。
「それもかなり。ただ」
「ただ?」
「稀に体操服がブルマの場合もありますが」
「実際はもうないで」
「そうですね、あれを穿くことは」
ベッシーはどうかという顔で述べた。
「抵抗があります」
「まんま下着やからやな」
「はい、下着がはみ出ますね」
ブルマだと、というのだ。
「ほんまに」
「そうなるな」
「あれは嫌です」
「自分の体操服は半ズボンか」
「膝までの。ちなみにクラスは商業科の一年D組です」
ベッシーは自分のクラスの話もした。
「そこです」
「そっちか」
「はい、部活は占い部です」
部活の話もした。
「日本のそれを学んでます」
「そうやねんな」
「とにかく日本は学ぶべきことが多い国です」
ヘッドも言ってきた、背は一六八位で髪の毛は丸坊主に近いスポーツ刈りだ、細い目は黒くきらきらとしている。水着はダークグレーのトランクスタイプだ。
「何かと」
「そう言われると嬉しいな」
「物凄い個性がありますし」
「そんなに個性あるかって言うとな」
「めっちゃありますから」
違うというのだ。
「実際に」
「そうやな」
「僕っちもそう思います、料理についても」
「そうなんやな」
「お刺身なんて」
この料理はというと。
「最初驚きました」
「生のお魚食うとかか」
「ボツワナにはないですから」
だからだというのだ。
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