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夢幻水滸伝
第百七十七話 ケバブを食べながらその七

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「そうしてます」
「農業科も人多いな」
「そうですね」
「まあ普通科でも農業に縁がありますね」
 今度はカブラルが言ってきた、背は一六六程で身体つきは普通といった感じだ。スポーツ刈りにした黒髪と黒く丸い目が印象的だ。肌は黒く水着は濃いオレンジのトランクスタイプだ。
「僕も家はそうですし」
「そうなんか」
「はい、ギニアビサウの実家は」
 こちらではというのだ。
「そうです」
「そやねんな」
「クラスは普通科で一年A組ですが」
 それでもというのだ。
「そっちに縁があります」
「成程な」
「部活は鉄道部です」
 カブラルは部活の話もした。
「そちらになってます」
「そうやねんな」
「はい、そっちも楽しんでます」
 そうしているというのだ。
「ほんまに」
「それも何よりやな」
「そうですね。それと」
 カブラルはさらに話した。
「日本の鉄道の凄さを実感してます」
「ああ、世界的にかなりのもんやっていうな」
「というか鉄道大国かと」
 日本はというのだ。
「最早文化になってますし」
「鉄ちゃんもおるしな」
「僕自身そうです」
「日本の鉄道の凄さは」
 アグアルーザも言ってきた、身体は一七三位で体格は均整が取れている。黒い肌の顔は明るく微笑みが似合っている。丸い鼻と目もいい感じで黒髪は短い。水着はマリンブルーの競泳水着である。手にはケバブがある。
「もうほんまに凄くて」
「鉄道大国か」
「ほんまに」
 実際にというのだ。
「わいもそう思います」
「そやねんな」
「是非我が国にもです」
 アグアルーザはこうも言った。
「日本の鉄道技術を導入して」
「そうしてかいな」
「はい、国家の発展にです」
 それにというのだ。
「活かしていきたいです」
「それを学びに来日したと」
「そうでもあります、そやからクラスは」
 それはというと。
「工業科の一年B組です」
「鉄道に関心があってか」
「他の機械技術にも」
「それでか」
「はい、日本で勉強してます」
「そやねんな」
「ちなみに部活はアニメ部です」
「アニメは趣味か」
 中里は部活についてはこう述べた。
「そっちか」
「趣味であり」
「それでか」
「こちらの技術にもです」
 日本のそれにもというのだ。
「注目してまして」
「それでやな」
「観てます」
「そやねんな」
「中にはオープニングとエンディング抜いて二十分殴り合いだけの作品もありますが」 
 アグアルーザはこうも言った。
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