暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第百七十七話 ケバブを食べながらその六
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「それで部活は柔道部です」
「柔道やってるか」
「そうしてます」
「畳の上以外で人は投げたらあかんな」
「いや、それ死にますから」
「日本やとあるからな」
 中里は真顔で述べた。
「中学の教師が生徒に床の上でやるんや」
「ほんまですか」
「それも受け身知らん生徒にな」
「それは放送禁止用語ですね」
 所謂狂人だというのだ。
「ほんまに」
「そうした奴が大手振って先生様やからな」
「恐ろしい現実ですね」
「それも日本や」
「そうですか」
「ああ、残念ながらな」
 そうだというのだ。
「これがな」
「そうした奴こそが問題やと思います」
 ライアもどうかという顔になっている、漆黒の肌に黒い目がきらきらとしている。さらりとした黒髪はショートにしている。背は一五二位で胸はややあるが全体的に幼い感じの身体つきで水着はフリルが付いたピンクのビキニだ。
「ほんまに」
「世の中何処でもそうした奴おるやろ」
「アフリカでも」
「そやろな」
「アフリカはまあ色々あって」
「こういう奴が銃持ってやな」
「暴れてる場合もあります」
 ライアは困った顔で述べた。
「ほんまに」
「とんでもない話やな」
「はい、あとあたしですが」
「ああ、自分のことやな」
「クラスは一年B組です」
「ミニーちゃんそれでまたあの四人の一人が出るな」
「由香ちゃんですね、明るくて面倒見のいいええ娘ですよ」
「怠け者でいい加減やないか」
 中里は由香だけでなく四人全員のそうしたことを指摘した。
「そうちゃうか」
「そうしたとこも確かにありますけど」
「それ以上にか」
「はい、いじめとか意地悪とかは見たら止めますし」
「人の道は外れてへんからか」
「ええ娘ですよ」
 そうだというのだ。
「ほんまに」
「そうした話を聞いても真相調べて止めますし」
「頭のよさもあるんやな」
「四人全員が」
「そやねんな」
「あたし部活は手芸部ですがそっちでも評判になってます」
 四人共そうだというのだ。
「ええ娘達やて」
「そうなんやな」
「性格は凄くええです」
「悪い娘達やないですよ」
 レベッカも笑って言ってきた、少し茶色がかった縮れた髪の毛を右で分けて流している、黒髪は猫の様で唇は紅だ。一五七程の背で胸も腰も充分な見事な黒い肌のスタイルを白いや腹の横が大きく開いた白いワンピースの水着で覆っている。
「ほんまに」
「僕等から見ればいい加減で適当で怠け者やが」
「そうしたところがあってもです」
「ええ娘達か」
「そうです」
「あのいい加減さがな」
「それはあってもです」
「そうか。それで自分のことを話して欲しいけどな」
「私はクラスは農業科の一年C組で」
「そこか」
「部活はかるた部です」
「そ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ