―光からの洗礼―
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「……魔法カード《おジャマンダラ》を発動! ライフを1000払い、来い クズども!」
万丈目LP1500→500
万丈目は若干発動したくなさそうにしたものの、それ以外に策はなかったのだろう、結局おジャマンダラの発動へと踏み切った。
ただの手札コストとして使われたおジャマ三兄弟が、再びフィールドへと舞い戻る。
『なんだよアニキ〜やっぱりおいら達がひつよ』「《融合》を発動! おジャマ三兄弟を融合させる!」きゅ、究極合体〜……』
……あれ、なんだろうこの既視感は……おジャマ三兄弟は出て来て即座に、万丈目が発動した融合によって生じた時空の穴に吸い込まれていった……だが、やがて巨大な影が時空の穴から現れた。
「クズどもの究極合体! 《おジャマ・キング》を守備表示で融合召喚!」
おジャマ・キング
ATK0
DEF3000
巨大な白い顔……としか言いようがない、おジャマ三兄弟の究極合体……らしい姿のおジャマ・キング。
そのステータスはおジャマ三兄弟を併せた数値であり、攻撃力は0なるも守備力は3000と、サイバー・エンジェル−荼吉尼−では突破出来ない数値となった。
「カードを二枚伏せ、ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
守りを固めた万丈目に対し、明日香は攻勢に出たいところであろうが……サイバー・エンジェル−荼吉尼−では、おジャマ・キングの守備力には適わず、肝心の明日香自身の手札も心もとない。
「私は《サイバー・プチ・エンジェル》を守備表示で召喚するわ。効果により、《機械天使の儀式》を手札に加える!」
結果として召喚されたのは、二体目の召喚となった《機械天使の儀式》専用サーチモンスターである、機械化プチテンシことサイバー・プチ・エンジェル。
「……私はこれでターンエンド」
「俺のターン! ドロー!」
明日香はおジャマ・キングの守備力を超えられなかったようで、万丈目のターンへと順番が回る。
しかし、攻撃力0のおジャマ・キングでは万丈目も攻勢に出れるのだろうか……
「リバースカード、《おジャマトリオ》を発動! 天上院くんのフィールドに、《おジャマトークン》を三体特殊召喚する!」
手札コストにされたり、蘇生されたと思ったらすぐ融合されたりした、あのおジャマ三兄弟と同じ姿形のトークンが明日香のフィールドへと特殊召喚される。
これで明日香のフィールドは、五体のモンスターが埋まったこととなるが……明日香のデッキは儀式デッキ、トークンを相手に与えては利用されるだけだと万丈目が分からない筈がない。
れるだけだと万丈目が分からない筈がない……というか、一回その弱点を突かれて負けたらしいし、三幻魔の時に。
融合召喚時におジャマ・キングの効果を発動しなか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ