始まりから夏休みまで
大魔女と画狂の共同戦線の話
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わなきゃおそらく話しは進まないだろう。
「みんな!ここは僕に任せて先にリビングに!!」
「え…お、おう。」
「早く!!」
とりあえず皆をリビングに先に向かわせ、僕はお栄ちゃんを落ち着かせるため力づくでベッドにもどす。
「離せマイ!」
「離さない!!」
さて、彼女を落ち着かせる方法といえば…思いつく限り一つしかない。
「暮馬くんはもういいの!」
「いいわけあるか!例え神様仏様が許したとておれが許さねェ!マイをいじめたのは万死に値するってんだ!!」
「だからいじめてないんだってばぁ!!」
もうやるしかない。
覚悟を決めよう。
「分かった落ち着こう!とりあえずセックスしようよ!僕の身体好きにしていいよ!!ほら!!」
そういい、お栄ちゃんを押さえつけるのをやめ、ブレザーを脱いでネクタイを緩めて両手を広げる僕。
「マイを…好きに…?」
ほら効果てきめんだ。
ただ、
「…いいのかい?」
「うん…それでお栄ちゃんの気が済むのなら…いい…かな?」
「んじゃあ遠慮なく!!」
僕の身体が持つかどうかだ。
?
三十分後…。
「ただいま…。」
「おかえり…って見ない間にやつれたか?」
「ちょっとね…。」
幸い四、五回出したらお栄ちゃんは気が済んで終わりにしてくれた。
僕の頬はやつれ、対照的にお栄ちゃんはつやつやしていた。
「な、何をしたんだキミは…。」
「せっくす。さあばんととして当たり前だろ。てかお前さん誰だい?」
「せ…せっくす!?」
さも当然のことのように言うお栄ちゃんにキルケーは驚きを隠せなかった。
「サ、サーヴァントとして当然!?いや嘘だろ!私はまだマスターと1度も…!」
「キルケー、そっちの常識に呑まれるな。」
話が脱線しそうになったので友作くんが止めに入る。
「まぁとりあえず改めて自己紹介から行こうか。俺は友作。そしてこっちは俺のサーヴァントのキルケーだ。」
「よろしく。キミは確か葛飾北斎だったね?」
まずは互いを知るため自己紹介。
これから共に戦うんだ。相手のことを知らないままじゃやりにくいのもあるんだろう。
「おう。正確には違うけどナ。」
簡単な自己紹介を済ませ、桐生を止めるための作戦会議が始まる
「まずは彼の対象の共通点だけど…見たところバラバラだが実は一つだけ当てはまるものがある。」
「?」
今までの被害者はサラリーマンや道路工事の人からホームレス。そして先日は取り巻きだった生徒達。
年齢、格好、そのどれにも共通点はないが一体どこにあるのだろうか。
「彼が狙うのは"自分よりも下の人間"そういう奴らは生きる価値が無いとボソボソと呟いていたからね。」
「下の…人
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