第五百九十話 凶悪犯だった警官達その六
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「そうなるよ」
「それと一緒でね」
「あの世界のああしたことはだね」
「結末はね」
それを考えると、というのだ。
「廃人だよ」
「いい結末じゃないね」
「うん、それでその現実だと悪党はね」
「裁かれる」
「そうなってね」
それでというのだ。
「そのシリーズでもだよ」
「というか裁判とかなしだね」
「その場でね」
射程に入れた瞬間にというのだ。
「撃ち殺してるよ」
「現実には出来ないことだね」
ジミーはしみじみとして言った。
「少なくとも連合ではね」
「連保は徹底した法治国家だしね」
「だからね」
その為にというのだ。
「もうそんなことはね」
「出来ないよ」
「そうだね」
「逮捕して」
そしてというのだ。
「そのうえでね」
「取り調べをしてね」
「それで裁判にかけて」
「判決だね」
「それで有罪になって」
ジョルジュはここまで話して述べた。
「ようやくね」
「裁かれることになるね」
「そうなるけれど」
それでもというのだ。
「そのシリーズだとね」
「逮捕も取り調べも裁判もだね」
「捜査もね」
逮捕の前の段階もというのだ。
「なくてね」
「いきなり処刑だね」
「射殺だよ」
「本当に現実だと有り得ないね」
ジミーはまたこう言った。
「もうそんなことはね」
「警察がしたらね」
「暗黒国家だね」
「そうなるって言っていいね」
「そうした警察もあったけれど」
「あれだよ、ゲシュタポとかKGBとか」
ジョルジュはそうした独裁国家の秘密警察を出した、どちらも令状なしに容疑者を逮捕拘束することが出来た。
「こうした警察だね」
「秘密警察だね」
「そうした警察だとね」
それこそというのだ。
「出来るけれどそれでも」
「それでもだよね」
「こうした組織も確かに処刑していたけれど」
即座にだ、KGBはその前身のGPUの頃からいきなりその場で裁判をして処刑していたので極めて恐れられていた。
「それでもいきなり処刑はね」
「なかったんだね」
「もうその場で射殺とか」
そうしたというのだ。
「漫画だから」
「なかったんだ」
「そう、そうした秘密警察よりもね」
「そのシリーズはなんだ」
「凄いことしているよ」
「何か一歩間違えるととんでもない組織になるね」
ジミーはここまで聞いて言った。
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