学園生活
第二話 自己紹介って辛いよね!
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教室
輝龍side
入学式が終わり教室へ移動。
先生からの連絡と授業があるらしい。
初日から授業なんて気合入ってんなー、IS学園。
みんなが移動し終わると、緑の髪をした子供のような先生が教室に入ってきた。
「私がこの1−1の担任の山田真耶です。皆さんよろしくお願いしますねー」
はーい、という声がクラス全体から聞こえる。
それを聞いた山田先生は満面の笑みになった。
「(挨拶してくれるクラスでよかった〜)」
・・・何か昔挨拶でトラウマでもあったのだろうか?
「じゃあ一人ずつ自己紹介お願いしますねー」
えっ・・・自己紹介・・?
まあ、同じクラスになったばかりだから親睦を深めるため自己紹介するのは普通だろう。
それでも・・ね・・
いやな予感しかしない・・・
「じゃあ次は西条君」
そんなことを考えていたら順番が回ってきてしまった。
・・・仕方がない、さっさと終わらせてしまおう!
覚悟決めて立ち上がる俺!!
それと同時に突き刺さる期待の視線!!
辛いが負けてたまるか!!
「西条輝龍です」
「「「・・・・・・・・」」」
・・・何なんだよ!
そのもっとないのー、見たいな視線は!
紹介することなんか名前ぐらいしかねえよ!
そんなことを心の中で叫んでも状況は変わらない。
この空気どうすれば・・・!
そんな風に困っていたら救世主が現れた。
「すみません!会議で遅れました!」
そう言いながら教室に入ってきたのは男の先生だった。
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