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夢幻水滸伝
第百七十五話 ハンバーガーショップの前でその七
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「本当に」
「それは何よりやな」
「いつも汗を流してるっすよ」
「私も部活は好きです」
 ヴォネガットも言ってきた、さらりとした茶色がかったブロンドの長髪で穏やかなライトグリーンの目で顔立ちは中性的である。一八〇近い背ですらりとしている。水着は砂色のトランクスタイプで上に水色のパーカーを着ている。
「そちらも。クラスは一年J組で」
「郁と同じやな」
「郁君とは仲良くさせてもらっています」
 つまり友達だというのだ。
「そうさせてもらってます」
「そうなんやな」
「そして部活は弦楽部です」
「そっちか」
「練習は欠かせません」
「そやな」
「いつも練習に励んでいます」
「真面目にやってるか」
「はい」
 実際にというのだ。
「そうしてます」
「成程な」
「あてくしもですよ」
 ミッチェルも言ってきた、一七八程の背のアフリカ系だがやや薄い感じの黒さの肌で眉は太い。黒髪を少し伸ばしていて厚い唇が似合っている。やや筋肉質で引き締まった身体に白野トランクスタイプの水着が似合っている。
「部活も好きでして鋏を使うのも」
「好きやねんな」
 ミッチェルは中里に笑顔で応えた。
「クラスは一年I組でして」
「そこでやな」
「それで部活は琴部です」
「へえ、琴やるんか」
「日本の」
「それは意外やな」
「来日してある漫画を中学時代に読みまして」
 それでというのだ。
「ずっとやってます、あの漫画の女の先生が好きです」
「ああ、あの最初悪役やった」
「めっちゃええキャラですね」
「あの先生程登場の時から変わったキャラおらんな」
 中里もこう返した。
「ほんまに」
「そのこともええですね」
「実際にな」
「漫画のお話もええですが」
 ミニーが言ってきた、赤髪を長く伸ばしていて目は青い。白い肌で面長で顎の先が尖っている。一六三程の背ですらりとした脚の長いスタイルでライトグリーンの下は左右で紐で縛っているビキニを着ている。
「ハンバーガーのお話も」
「それフィッシュバーガーやな」
「はい」
 実際にとだ、ミニーは中里に笑顔で答えた。
「そうです、美味しいですね」
「このお店も美味しいしな」
「そうですね、あと私はクラスは一年B組で」
 クラスはそこでというのだ。
「部活は衣装部です」
「そっちか」
「それでアニメ研究会と一緒にコスプレもします」
「そやねんな」
「ゲームやアニメのキャラの服も作って」
 そしてといのだ。
「歌劇部の服もです」
「作ってるんやな」
「はい」
 そうしているというのだ。
「楽しんでます」
「学園生活は満喫せんとあかんですね」
 こう言ったのはオニールだった、そばかすのある顔で睫毛の長い目は青い。髪は収まりの悪い茶色で上や左右にはねて
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