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夢幻水滸伝
第百七十五話 ハンバーガーショップの前でその六
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「ほんまに」
「はい、ちなみに私は二年A組で」
「麻友ちゃん達と同じクラスでか」
「はい、小林小夜子ちゃんって娘と仲良くしてて」
 そしてというのだ。
「部活は華道部です」
「お花やってるんやな」
「日本に来てお花見まして」
 華道のそれをというのだ。
「その奇麗さに驚いて」
「それでか」
「やってます、小夜子ちゃんはそのお家の娘なんで負けますけど」
 それでもというのだ。
「いつも楽しんでやってます」
「それは何よりや」
「しかしここのハンバーガー美味いですね」
 ホーソーンもハンバーガー普通のそれを食べつつ言う、太く長い眉で髪の毛は黒に近いダークブラウンで目はグレーだ。背は一七六程でしっかりした体格である。水着は緑の膝までの競泳タイプだ。
「ボリュームもありますし」
「量もないとな」
「ほんまにあきませんから」
 それでというのだ。
「ええですね」
「そやな」
「わいは二年I組で」
 ホーソーンも自分のことを話した。
「部活は漫才部です」
「お笑いか」
「八条芸能のお笑い芸人みたいになります」
「そうか」
「最近日本のお笑いはあかんみたいですが」
「テレビはそやな」
「けどです」
 それでもというのだ。
「ユーチューブはちゃいますから」
「あっちのお笑いをやな」
「やっていきたいです」
「お笑いもええですね」 
 ルイーザは肌が黄色い、中国系ならではのアジア系の顔と髪の質でおかっぱに近い感じにしている黒髪と楚々とした感じの黒い目もアジア系を思わせるが顔立ちは大人しい感じだ。背は一五七程で全体的に楚々としたスタイルだ。水着は黒で腰の辺りに短いフリルが付いたビキニだ。
「そっちも」
「そやろ」
「はい」
 チキンナゲットを食べつつ中里の言葉に頷く。
「ほんまに」
「だからほんまのお笑いをな」
「観ていくことですね」
「日本のな」
「そうですね、あとあたしは商業科の一年C組で」
 ルイーザも自分の話をした。
「部活は合唱部です」
「そうやねんな」
「日本の歌も歌ってます」
「どや、日本の歌」
「かなり好きです」
「それは何よりや」
「日本の文化ええっすね」
 セリューは笑って言ってきた、背は一六四位ですらりとしたスタイルを緑と白の競泳水着で覆っている。茶色の髪の毛を腰まで伸ばして後ろで束ねている。ブラウンの瞳の顔は明るいもので如何にも元気そうだ。
「マリーンのダディもいつも言ってるっすよ」
「海兵隊のか」
「はい、素晴らしいって」
「それは何よりや」
「私は一年H組で」
 クラスはそこでというのだ。
「空手部っすよ」
「空手やってるか」
「初段っす、今度二段の試験受けるっす」
「そっちもがんばるんやな」
「そうしていくっす」

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